出版社内容情報
感動的な「最後のひと葉」「賢者の贈り物」「よみがえった良心」,どんでん返しが面白い「金の神と恋の使者」「警官と讃美歌」「20年後」など,読者の意表をつく,ユーモアと機知にあふれた楽しいお話14編.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
60
オーヘンリーの岩波少年文庫は初読みです、編集者のセンスが見える14編でした。初読みは半分くらい?でしたが、「よみがえった良心」は金庫のくだりを太陽に吠えろや刑事ドラマ、映画で見た記憶がありますが、もとネタはこれをパクった、と、確信する。ほぼ全編、どんでん返しが心地よく、繰返し何度も読みたいお話ばかりでした。ニューヨークに行きたくなった。2017/03/03
帽子を編みます
59
【O・ヘンリー誕生日読書会23'】今年は岩波少年文庫で読みました。感動あり、涙あり、ひねりあり、ユーモアありの14編です。「ジェフ・ピーターズの話」あぁ復活苦みチンキ!このジェフ・ピーターズが出てくる話ほかにもありますね。「都会の敗北」私の町もお祭りが盛んで、ド派手にはしゃぐ大人を見ているので頷けるのです。型にはまった紳士より楽しい方が好みです。「回転木馬のような人生」5ドル札が行ったり来たり、最後はハッピーエンドで。英語の教科書やサイドリーダーに出てくる短編も載っているし、読む価値あり。オススメします。2023/09/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
オー・ヘンリーといえば、「最後のひと葉」と「賢者の贈り物」以外知らないなぁ、と読んでみました。『よみがえった良心/警官と賛美歌/株式仲買人のロマンス/犠牲打/二十年後/伯爵と結婚式の客/ジェフ・ピーターズの話/一千ドル/都会の敗北/金の神と恋の使者/緑のドア/回転木馬のような人生/賢者の贈り物/最後のひと葉』の14編。2020/02/24
美東
15
「二十年後」と「賢者の贈り物」については、高校時代の英語の読本で既読。オー・ヘンリー(1862~1910)は、お金がらみの事件で服役した経験があるせいか、ものの値段についてわりとこまめに記している。「賢者の贈り物」を例にとると、デラの所持金1ドル87セント、1週間の家賃8ドル、ジムの週給20ドル(かつては30ドルだった)、デラが売った髪の毛20ドル、プラチナの鎖21ドル。当時の貨幣価値お現在に換算するとどうなるか?あとがきにでもあったら良かったのだが、あいにくなかったので自分で調べてみた。 2022/09/18
東の海月
14
忙しくて読めないまま返却日が来てしまい、せめて一つの話だけでも読んでおこうとページをめくったら面白すぎて一気読み!あのまま返さなくてほんとに良かった(笑)。 気に入ったのは「よみがえった良心」「警官と賛美歌」表題作の「最後のひと葉」。でもどの話もいいなー。5分後シリーズっぽい感じ。 そして一番好きなのが「賢者の贈り物」。小1くらいの時、これの絵本を読んですごく感動したんだけど、名前を忘れちゃってて…話の途中に「まさか、この流れは…!?」とびっくり!再開(?)できて嬉しかった( ;∀;) 2021/04/09
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