出版社内容情報
ブタやニワトリといっしょになって酔っぱらったり,お父さんをうっかりトイレにとじこめてしまったり,エーミルのやることなすこと,ごたごたばかり.けれど,友だちのアルフレッドが,切り傷のせいで生命の危機にひんした大雪の日,エーミルはありったけの知恵と勇気をふりしぼります.「エーミル」シリーズ3作目.
内容説明
あいかわらず、やることなすこと、どたばたさわぎになってしまうエーミル。けれど、友だちのアルフレッドが命の危機にひんした大雪の日、エーミルは知恵と勇気をふりしぼります…。ユーモアと感動のつまった、シリーズ最終巻。小学2・3年以上向き。
著者等紹介
リンドグレーン,アストリッド[リンドグレーン,アストリッド][Lindgren,Astrid]
1907‐2002。スウェーデンのスモーランド地方に生まれる。『長くつ下のピッピ』(1945年)で子どもたちの圧倒的な人気を得る。ほかにも、世界中の子どもたちから愛される多くの作品がある。1958年に国際アンデルセン賞を受賞。作家活動をしながら、長らく児童書の編集者としても活躍した
石井登志子[イシイトシコ]
1944年生まれ。同志社大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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長くつしたのピッピ
12
物語が進むほど、エーミルは親切で優しい子だと分かる。父親にはそれが理解出来ずわざとやったと思い込み叱ってばかり。母親もエーミルの本質を見抜けずただ可愛がるだけ。けれども、作男のアルフレッドだけはエーミルを理解し常に見方でいてくれる。アルフレッドが病気になり命が危なくなった時、エーミルは命がけで吹雪の中馬を走らせる。エーミルの必死な思いが伝わりこちらまではらはらどきどき苦しくなる。大切な物を守るエーミルの勇気は随所に発揮される。児童書はいいなあと再々認識。元気と勇気が湧いてくる。エーミルに出会えて嬉しい。2020/04/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
シリーズのラスト巻。 『司書と先生がつくる学校図書館』より5年生向け。2021/03/28
ruruti
7
エーミルのシリーズでは、この本が一番面白くて好きです。ペット(?)の禁酒豚の話が大好き。2013/11/16
32gon
2
エーミルシリーズ3冊のラスト。エーミルがアルフレッドを助けようと雪の中連れていく場面は泣けた。エーミルはかわいい。飼っている豚を肉にされそうになり、知恵を絞るところもいい。2020/04/27