内容説明
『グリム童話集』は、ドイツのグリム兄弟が、いまから約200年前にあつめた昔話を本にしたものです。「ブレーメンの音楽隊」「白雪姫」「親指こぞう」「ものしり博士」「三本の金の毛のある悪魔」など、読んで楽しい25話をおさめます。対象年齢、小学3・4年以上。
著者等紹介
佐々木田鶴子[ササキタズコ]
1942年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。ドイツに約6年滞在し、ミュンヘン国際児童図書館日本語部門の発足に関わる。帰国後、ドイツ児童文学や絵本の翻訳家として活躍
出久根育[デクネイク]
1969年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。1998年にボローニャ国際絵本原画展入選。2003年に『あめふらし』でブラチスラバ世界絵本原画展グランプリ受賞。2005年に『マーシャと白い鳥』で日本絵本賞大賞受賞。プラハ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たつや
40
「おおかみと七匹の子やぎ」「ブレーメンの音楽隊」懐かしかった。「六人の家来」は初読でしたが、凄く面白かったです。アンデルセンとは違う魅力を感じるグリムでした。2017/06/29
ゆき
20
ほとんどが知らないお話でした。グリムじゃないけど、何となく似ているお話が何個かあった2019/09/10
mntmt
13
「ラプンツェル」初読み。「フリーダーとカーターリースヒェン」が印象に残った。解説も興味深い。挿画が出久根育さんなのが、嬉しい。2015/09/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
記入漏れ。 『 オオカミと七匹の子ヤギ / ブレーメンの音楽隊 / カエルの王さま / おいしいおかゆ / 白雪姫 / しあわせハンス / ひょろひょろ足のガタガタこぞう / いばら姫 / 命の水 / 親指こぞう / ガチョウ番の娘 / ものしり博士 / 歌いながらはねるヒバリ / ホレばあさん / 兄と妹 / テーブルとロバとこん棒 / ラプンツェル / フリーダーとカーターリースヒェン / 三本の金の毛のある悪魔 / 漁師とおかみさん / 白ヘビ / ツグミひげの王さま / 鉄のストーブ →2021/03/22
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3
物語の原型のような王道の話が多いけど、ひねりのあるものもあり全体的に豊かな味わいがある。「フリーダとカーターリースヒェン」が特に良い。アホすぎる妻のドタバタコメディ。苦笑ばかりこぼれるが夫の優しさが心に残る。「しあわせハンス」は無知は幸いであるを体現した話。救いはないけど、幸福はある。「おいしいおかゆ」は素朴な滑稽譚という味わいが良い。「漁師とおかみさん」の欲ばかりかいて満足を知らない妻と気の弱い夫の対比がおもしろい。その他「ものしり博士」「ラプンツェル」「カエルの王さま」も面白かった2019/11/27