内容説明
4人きょうだいは、とぶ船で時間旅行を続けます。ウィリアム征服王時代のマチルダを現代に連れてきたり、古代エジプトやロビン・フッドの時代では、はらはらどきどきの大冒険。歴史の舞台をかけまわる、タイム・ファンタジーの傑作。小学5・6年以上。
著者等紹介
ルイス,ヒルダ[ルイス,ヒルダ][Lewis,Hilda]
1896‐1974。イギリスの作家。ロンドンに生まれ、ノッティンガムに暮らした。おとな向けの歴史小説を多く書いたことで知られている。また、『とぶ船』をふくめて、子どもの本を4冊書いている
石井桃子[イシイモモコ]
1907年生まれ。日本女子大学卒業。編集者・作家・翻訳家として、また児童図書館活動の草分けとして、戦後の児童文学界をリードしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
55
4人兄弟妹は退屈すると時々船に乗って冒険旅行に出かけた。ウィリアム1世やロビン・フッドといったイギリスではおなじみの歴史的人物やエジプトのファラオも登場する冒険ファンタジーは、どちらかという とおとぎ話よりで、タイムトラベルファンタジーの入門書といった感じ。いつも騒動を引き起こしてしまう末っ子サンディがいい狂言回しになっている。ただ、子ども時代を卒業=船の返還は、ちょっとありありすぎる。2025/04/14
たつや
48
面白い!これこそ、ジブリで映画にするべきだ。大ヒットl間違いない!有り金全部で変えた船での大冒険最高でした。ドラえもんのタイムマシンでの冒険と被りますが、また、趣が違う。ラストとか上巻とのリンクが映画的、思わぬ拾い物を見つけた気分。2017/03/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
5年生ブックトーク授業 テーマ【国語科単元 雪わたりから、宮澤賢治作品の多読と図書すいせん会に向けて】選書に向けて再読。 12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。2018/11/21
Norico
11
とぶ船を手に入れた4人兄弟は、順番にそれぞれの行きたい場所で冒険を続けていく。上巻で出てきたマチルダちゃんを約束通り現代に連れてきたり、途中で落とした機関車のおもちゃが原因で死刑にされそうになった人を救ったり。わくわくした冒険もいつかは終わりになっちゃうのね。最後までピーターは偉い2019/01/03
ぱせり
8
魔法を忘れることは切ながるようなことではないのかもしれない。主人公たちが忘れてしまったとしても、魔法のほうはちゃんと覚えているに違いないから。ピーターが、船の持ち主になった(選ばれた)理由も、最後まで読んだ時に、なんとなくだけれど理解できるような気がした。2025/05/04
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