出版社内容情報
ユーモアと知恵にあふれる「かにむかし」「こぶとり」「ききみみずきん」など,人びとの間に長く語り伝えられてきた民話22篇を,その語り口を生かして再話.
内容説明
昔から人びとの間に語りつがれてきた民話を、その語り口をいかして再話。おなじみの「かにむかし」「こぶとり」「彦市ばなし」をはじめ、味わいぶかい「天人女房」「あとかくしの雪」など22編を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
54
わらしべ長者を初めて読んだけど結構不思議な物語だな。わらしべ1本から家、土地付き畑付きまで大きくなるなんて、個人的には読んでる時に「ぶりぶりざえもんの大冒険」に似てた。2020/06/08
たつや
45
忘れてましたが再読でした。話し言葉を大切にまとめられた民話集。挿し絵も素晴らしい。心が癒される。「みそ買い橋」と「天人女房」が今回は印象に残るが、どれも良い!2017/06/12
たつや
42
22編の日本の民話を収録、数が多いので小分けに読みました、半分以上はアニメや絵本で一度は触れたことがあり、どれも、懐かしく読めました。特に、まんが日本昔話しで見た「あとかくしの雪」が記憶と違うところもありましたが、鮮明に覚えていたので、再会できて、ものすごく嬉しかった!2016/12/14
ツキノ
17
(E-297)読んでいてぐいぐいと引き込まれる。民話ってなんでこんなにおもしろいのか。語り口調もいい。「みそ買い橋」が印象的だったのだけれど、解説にイギリスで同じ話がある、と紹介されている。2020/12/23
ヒラP@ehon.gohon
15
タイトルは知っていても、読んでみると意外感があふれ出てくるような民話選です。 「なら梨とり」などは、ふたりのお兄さんの方が正直者のように思えます。 「天人女房」は、その先があるのでは、という省略型でした。 他にも妙に話が膨らませてあったり、違っていたり、口承で伝わる民話の変化が楽しめました。 どれも、読み比べしたくなるような民話でした。2024/05/13