出版社内容情報
イタチと戦う島ネズミを助けに,ドブネズミのガンバと仲間たちは夢見が島へ渡りました.どうもうな白イタチの攻撃をうけたガンバたちは,知恵と力のかぎりをつくして戦います.
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
109
図書館本。町なかの暗い穴蔵に住まう町ネズミ「ガンバ」が友人のマンプクに誘われて海へと向かうところから物語は始まる。ひょんなことからある島でイタチに追い詰められている島ネズミ達を救出する冒険へと発展していく。知恵を奮い、勇気を奮ってイタチ達と立ち向かうガンバ達。どんな結末が待っているのか。児童書だけに読みやすく、しかし、心踊る文体で、楽しい読書だった。★★★★☆2019/03/19
ぶち
104
少年少女には胸が熱くなる冒険小説です。でも、私が読んだ時期が悪かった。ネズミとイタチの戦いが、ロシア軍によるウクライナ侵攻を彷彿とさせるのです。圧倒的な軍事力を持つロシア軍、その軍を動かしている大統領がまるでノロイそのもののように写って見えてしまって....。しかも、ネズミが勝つにしろ、イタチが勝つにしろ、大量虐殺による全滅しかない展開に、つい現実に起きている紛争がちらついてしまって、物語に没頭できませんでした。イタチとの戦いに至る前の部分はすごく楽しめたのに.....残念です。2022/03/20
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
88
その昔子供が夏休みの読書感想文に「なんかお勧めない?」っていうので購入し、紹介した本。自分も小学校の図書館で借りて、ワクワクしながら読んだのを覚えている。子供向けの本だけど、大人が読んでも充分面白い。ガンバもカッコいいし、仲間たちも魅力的。そう言えば、昔アニメ見てました。あれも面白かった。【追記】少し前に3Dアニメ化されたそうですね。びっくりしました。★★★★
みも
78
町ネズミが島に渡り、イタチと戦う話。スリリングでドキドキしながら、夢中でページをめくった。冷静に考えれば、イタチよりも人間のほうが色んな意味で優位なのだが、当時は、イタチが自分よりも巨大な怪物のようなイメージを抱いていた気がする。それだけ僕自身が、ネズミの仲間になり切っていたのだろう。本当の仲間とは何か…そういうことを学んだ。そして、ネズミたちの冒険を通して、世界の広さを知ったような気がする。1975/08/01
たつや
49
私が子供の頃にテレビで見たアニメが今でも鮮明に思い出される。「ガンバガンバガッガンガンバ」陽気で元気のでる主題歌も大好きだった。そして、勢いで借りた本書は予想以上に面白く、ちょっとリアルな挿し絵も馴れるといとおしく感じる。なるほどなあ、当時の子供達が続編希望のファンレターを書いたのも、アニメになったのも、読むと全てが頷ける。そんな面白さでした。最近、映画化されたものは見てませんが、原作がよいので最近のアニメは見ないかも。2017/01/05