日経プレミアシリーズ<br> 半導体超進化論―世界を制する技術の未来

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日経プレミアシリーズ
半導体超進化論―世界を制する技術の未来

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  • サイズ B40判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784296117819
  • NDC分類 549.8
  • Cコード C1234

出版社内容情報

1988年に50%あった日本企業の世界シェアが今では10%。この30年間に世界の半導体は年率5%超の高度成長を続けたのに対して、日本は全く成長できなかった。このままいくと「日本シェアはほぼ0%に!?」なりかねない。一方で、世界は、今後さらにデジタル革命の追い風を受けて年率8%で急成長し、2030年には現在の2倍の100兆円を突破する勢いである。反転のシナリオはあるのか?

 半導体戦略の要諦は、一言でいえば微細化技術への積極投資である。ただし、定石だけでは失った30年を取り戻すのは難しい。競争の舞台の第2幕を予見して先行投資をすることも必要である。剣道でいう「先々の先を撃つ」である。現下の複雑な情勢を読み解くためには、そのうなりを生み出す3種類の変化(①産業の主役交代、②市場の波、③技術のパラダイムシフト)を理解する必要がある。

 これらの変化によって、半導体チップの設計がソフトウエアのコードを書くくらい簡単になる。そうなれば世界に革命が起こる。アップルやテスラのようなTSMCの少数の大口顧客だけでなく、多くの人がチップを作れるようになればイノベーションが起こるということである。半導体技術を活用できる人を1桁、2桁増やすという意味だ。これこそが本書の主題として謳っている「半導体の民主化」であり、そのシチュエーションに日本逆転のチャンスがある。ソフトウエア開発者と比べると、ハードウエア設計者の人口は桁違いに少ない現状が、一挙に変わり新たな形のイノベーションが咲き乱れる時代がやってくる。

 本書は、この激変する半導体戦略をリードするキーパーソン黒田忠広・東大教授が、新しい半導体の世界、激変する環境、それへの対応策を明らかにする初めての一般向けの書。産官学の枠を超えて半導体に関わるあらゆる人にとって必読の書となる。

内容説明

1988年に50%あった日本企業の世界シェアが今では10%。この30年間に世界の半導体は年率5%超の高度成長を続けたのに日本はまったく成長できなかった。日本は何をすべきなのか。日本の半導体戦略をリードするキーパーソンが、新しい半導体の世界とそれへの対応策を活写。

目次

1 一陽来復 Prologue
2 捲土重来 Game Change
3 構造改革 More Moore
4 百花繚乱 More than Moore
5 民主主義 More People
6 超進化論 Epilogue

著者等紹介

黒田忠広[クロダタダヒロ]
1959年三重県生まれ。東京大学卒業。東芝研究員、慶應義塾大学教授、カリフォルニア大学バークレー校MacKayProfessorを歴任。現在東京大学大学院教授。研究センターd.lab長と技術研究組合RaaS理事長を務める。米国電気電子学会と電子情報通信学会のフェロー。半導体のオリンピックと称される国際会議ISSCCで60年間に最も多くの論文を発表した研究者10人に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンノレン

51
直近の世界の半導体業界における最先端の変化と趨勢を時に鳥瞰的に、はたまた専門的に細部まで踏み込んで捉え、日本の半導体産業の復活に向けた方向性を提言する。微細化競争は相変わらずだが、汎用チップから専用チップに主戦場が転換。AIはじめ膨大なエネルギー消費が課題、汎用の無駄を排し、必要最小限機能の専用との棲み分けへ。プロセッサとメモリから神経回路網へ。ムーアの法則の終焉、微細化と同時に3D集積へ。取り分け微細化で「不可能」を実現し続けているこの業界の生き馬の目を抜く熾烈な競争や栄枯から目を離せない。2024/04/06

奈良 楓

19
【良かった】● 一定水準の知識がないと難しいと思われる本。半導体業界の私には理解が追い付かないですが、読んで良かったとは思います。 ● ラピダスの熱狂の中で書かれたような本。 ● メーカーに在籍できたからこそ書けた本なのでしょう。メーカーの事情などがところどころ透けて見えて面白かった。 ● 汎用と専用チップの間の揺り戻し。 ● 電力と熱の制御がキーになりそう。 ● 表現が詩的で冗長すぎないか、と思わなくはなかったです。半導体業界という森の中、大木はなくなったが豊かな土壌は残っているという表現に一筋の希望。2023/08/17

ランラン

9
文系の自分にとって内容的に難しかった。半導体はまだまだ重要な産業だけに開発を続ける必要がある。スピードが要求される開発効率は大事でまた電力効率も同じように大事であることは理解できた。半導体開発は各国パートナーとの協力が大事であり共生、共進化が今までの日本に不足していた。2023/07/21

6
面白かったが読みきれず2024/07/06

horabook

5
★★☆☆☆:半導体の役割は「産業のコメから社会のニューロンへ」、実現に向けた課題は「消費電力を抑えること」、必要なテクノロジーは「半導体の微細化と3D集積」、そのためには「改善率をあげるか、改善回数をあげるか」で開発効率を上げる必要がある。特に効果的なのは「アジャイルで開発サイクルをあげて改善回数を上げること」つまりは「コストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンスをあげることを優先」というところか。同じ話が何回も繰り返されるのと、技術的な説明がわかりにくく素人にはほとんど理解できない点が残念。2023/11/11

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