出版社内容情報
「動物園」といっても,人間に見せるための動物園ではなく,ネズミ,雑種の犬,ウサギたちが平和に暮らせる楽園-ドリトル先生は,そんな「動物の町」を作ることになりました.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
68
2016年281冊め。シリーズ5作め。動物園を作り、ネズミ・クラブの宴会にに招かれたドリトル先生が様々なネズミたちのお話を聞く話。解説がムツゴロウさん。 2016/04/29
たつや
64
宮崎駿さんが、ドリトル先生は読むと安心すると書かれていたのを思い出し、激しく共感する。大人になって、実はつい最近、初読しましたが、懐かしく、ホッと出来ます。このシリーズも、まえがきでオウムと話すところから始まり、さて、どこから書いたらいいと思う?なんて会話は、まるで映画のオープニングのような気分で心地よい。今回は動物園。ドラえもんの映画のようで、次はなんだろう?今回も面白そう、と、ワクワク出来ました。でも、決して子供だましではなく、庭に出来た動物園が町になり、放火事件が起こり、ねずみのエピソードがあり、読2017/03/03
糜竺(びじく)
44
ドリトル先生シリーズ5作目です。相変わらず面白く読めました。ドリトル先生の庭に同居していた動物達の住まいが荒れ果てたのを気の毒に思って、それを取り壊し、先生は動物園(動物の楽園)を作ります。そこには、店、酒場、図書館などがあるという、まるで、小国のような姿になります。非常に楽しく読めました。途中から、ネズミ達の身の上話が出てきます。それがまた、面白かったです。「火山ネズミ」と「牢屋ネズミ」の話は特に良かったです。連作短編集となっていて、どの話も非常に引き込まれました。やはり名作だなと思いました。2016/10/11
kaizen@名古屋de朝活読書会
42
オウムのポリネシアに何を書こうか相談するトミー。 肉を買ってきてと頼むアヒルのダブダブ。 犬のジップの道案内。 ネコ肉屋のマシューマグ。 食べ物の詩を暗唱する豚のガブガブ。 新しい動物園が始まります。2013/04/24
ako
14
ドリトル先生第五巻。動物園を作ったドリトル先生は「ネズミ・クラブ」の宴会に招かれネズミ達の珍しい話を聞きます。ホテルネズミ、火山ネズミ、博物館ネズミ、牢屋ネズミ、うまやネズミ… そんな時ネズミがムアスデン荘園での火事を知らせに来ます。消火したドリトル先生に対する住人の態度は謎めいていました。荘園の秘密とは?愉快なネズミ達と謎とスリルのお話です。2015/01/23