岩波少年文庫<br> 長い冬 〈上〉 (改版)

岩波少年文庫
長い冬 〈上〉 (改版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001130300
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

西部開拓地でさまざまな困難や不安とたたかいながら希望をもって生きる開拓者一家の生活を,次女ローラを中心に描いた感動的な物語.8か月もきびしい冬が続き,小さな町は孤立.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のえる

44
図書館本。中川李枝子氏紹介本。 両親と姉のメリー、妹のキャリー、グレイスと掘立小屋で生活しているローラ。まだ十月だというのに窓ガラス一面が霜に覆われるほど寒く、吹雪に襲われる秋が訪れる。「七つの大きな雪」の話を聞き冬の間だけ町に引っ越すことになった一家。 止んでは続き、続いてはまた止む吹雪の中で、どんな困難にも負けない父ちゃんと、賢く明るい母ちゃんに励まされ、ローラたちは大自然のもつ恐ろしい威力に圧せられながらも、危機を乗り越えていく。凍えるような寒い家の中で育まれる家族愛や姉弟愛を感じられる物語。2021/10/27

あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。

21
中学で読んだ本。

ぐっちー

17
冬の間にと思ってるうちに積んでしまっていた。家族という社会基盤が崩壊した現代の小説を読んだ後にこの作品を読んで目が洗われるようだった。恐ろしい吹雪が幾度も襲いかかってくる中、真っ直ぐに立ち向かう一家。困難中でもシンプルにやるべき事をやる、そのしなやかなで強い姿勢が眩しい。「それはな」と、父ちゃんが言った。「おれたちは動物じゃないからさ、おれたちは人間なんだ。それだから独立宣言にもあるとおり、神さまはおれたちを自由なものにお創りになったんだ。だからおれたちは、自分で自分の面倒を見なきゃあならないってことさ」2019/02/24

shikada

12
猛吹雪で鉄道が止まり、食糧や燃料を手に入れられなくなった街を描く。知恵を出し、助け合う人々と、麦を高値で売りつけようとする商人の姿が印象に残っている。折にふれて、主人公の父親の言葉を思い出す。「時代は進みすぎているよ。すべてがとてつもない早さで進んでしまった。鉄道、電信、灯油、石炭ストーブ、こういうものはあれば便利だが、問題は、人々がそれに頼りすぎてしまうという点だね」。テクノロジーのない時代に後戻りはできないけれど、自分がそれに全身を預けて生活していることは意識していたい。2019/10/12

あや

6
大草原の小さな家シリーズの福音館書店のシリーズの続きが岩波少年文庫から出ている。アメリカ西部開拓時代、ダコタ州で長い冬をどう乗り切ったか。厳しい時代の暮らしの知恵と楽しみを伝える不朽の名作。2020/03/19

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