出版社内容情報
緑ひろがる田園地帯で、卵をうむ場所をさがす真っ赤なてんとうむし。小枝そっくりのナナフシ、葉っぱによく似たキリギリス、花びらみたいなハナカマキリ……次々と風変わりな虫に出会います。追いはらわれても食べられそうになってもへこたれません。やがてたどり着いた先には、大好物がうようよ!巻末にミニ解説を収録。
著者等紹介
シムレール,イザベル[シムレール,イザベル] [Simler,Isabelle]
フランスの絵本作家、イラストレーター。ストラスブール装飾芸術学校卒業後、広告やアニメーションの分野でディレクターやイラストレーターとして活躍。2012年に最初の絵本『羽根』を出版
石津ちひろ[イシズチヒロ]
絵本作家、詩人、翻訳家。愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間フランスに暮らす。赤ちゃん絵本から詩集まで、温かな言葉でつづられる作品に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
176
表紙絵とタイトルに魅かれて読みました。フランス人絵本作家のアートでリアルな天道虫絵本です🐞 天道虫の生態も学べます。 https://www.iwanami.co.jp/book/b599133.html2022/03/02
MI
89
卵をうむ場所をさがすてんとうむし。ところが風変わりな虫たちに追い払われてしまいます。「じゃまだ」、「どいた、どいた」イザベル.ジムレールさんの華麗なる騙し絵絵本。みごとな景色の中にかくされた昆虫たち。とてもキレイな絵本😊2023/07/28
とよぽん
62
読者もてんとうむしになり、絵本の中に紛れ込んだかのような・・・。いろいろな虫の擬態を巧みに描いて、自然界の魅力を見せてくれる。そして、てんとうむしの生態や特徴も伝えてくれる楽しい絵本だ。2022/04/27
たーちゃん
27
虫がとても美しく描かれていました。息子は「ナナフシだったね!」とか「シャクトリムシの上だったかぁ」など話していました。2022/08/19
anne@灯れ松明の火
26
新着棚で。裏表紙に、内容紹介があり、「華麗なる〈だまし絵〉絵本」とあるのが気になって。卵を産む場所を探すてんとうむし。ところが、枝だ、葉っぱだと思って止まると、虫の擬態ばかり。さて、いい場所は見つかるのだろうか。読むうちに、次はどんな擬態が出てくるのかと、そちらの方に興味が行ってしまった(笑) こんな虫、こんな擬態があるのかと、とても驚いた。それが、大変美しい絵で描かれ、巻末には登場した虫の紹介もある。昆虫好きの子どもには嬉しいサービス。初読み作家かと思ったが、「あおのじかん」の方だった。美しさに納得。2022/05/08