セント・キルダの子

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セント・キルダの子

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  • サイズ A4判/ページ数 76p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784001126921
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

スコットランドの北西、セント・キルダ諸島。荒れる海に囲まれ、〈世界のはての島〉と呼ばれるこの場所で、人々は生きるための工夫をこらし、独自の文化を作り上げた。しかしそんなくらしは、1930年を最後に失われてしまう。自然へのおどろきと、そこで過ごしたなつかしい日々を、5歳で島をはなれた少年の目をとおして描く。

内容説明

イギリス、スコットランドのはずれにあるセント・キルダ諸島。荒れる海にかこまれ、たくさんの海鳥があつまるこの島に、人々は古くからくらしていました。外の世界から遠くはなれて、お金も電気もなしに、きびしい自然のなかで生きるための工夫をこらす―でも、そんなくらしは、1930年をさいごに失われてしまいます。知られざる島の生活と、ひとつの文化が消えていった歴史を、5歳で島をはなれた少年の目をとおして伝える、美しい本。

著者等紹介

ウォーターズ,ベス[ウォーターズ,ベス] [Waters,Beth]
作家・イラストレーター・版画作家。イギリス、ヨークシャー出身。現在は、ケンブリッジの小さなかやぶき屋根の家でくらしている。エディンバラ大学で文学を専攻し、在学中にハイキングやキャンプをしながら、スコットランドのハイランド地方や島々をめぐる。その後、ケンブリッジ・スクール・オヴ・アートの修士課程で子どもの本のイラストレーションと版画制作の技術を学んだ

原田勝[ハラダマサル]
1957年生まれ。東京外国語大学卒。翻訳家。ヤングアダルト小説を中心に英語圏の児童書の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アン

100
大西洋の荒波に囲まれたスコットランドの北西、セント・キルダ諸島。その島で生まれ育った実在の少年の目を通し語られる厳しい自然環境や島民同士が助け合う暮らしぶり。「世界のはての島々」で工夫を重ね築いた独自の文化、ゲール語、海鳥の繁殖地、希少な野生動物。しかし孤島での人々の生活にも変化が訪れ…。水平線の向こうに消えゆく故郷の光景は物哀しく、愛する故郷を離れる切なさが胸に迫ります。故郷とは、かけがえのない心の拠り所として忘れることのない大切な場所。版画の技法を用いた素朴であたたかみのある挿画が味わいのある絵本。 2020/12/02

アキ

89
スコットランドの小さな群島「世界のはての島々」と呼ばれるセント・キルダ諸島には、1930年まで人が住んでいました。一番大きな島ヒルタ島にだけ人は暮らし、1年の半分は天候のためイギリス本土と行き来できませんでした。4000年前から人が住んでいたそうです。ゲール語を話し、泥炭を燃料とし、乳牛と羊と獲った海鳥で生活しました。島を訪れる人たちから病原菌を移され、家畜共々船でスコットランドに移り住みました。ノーマン・ジョンソンは5歳で島を離れ一度だけ再訪することができました。暖かな版画の絵本。現在、世界遺産登録地。2020/10/02

ふう

87
「世界のはての島々」とよばれるセント・ギルダ島。その島で人々が暮らしていたのは1930年まで。幼い時代をその島で過ごした少年の思い出をたどりながら、人々の営みが綴られています。貨幣はなく物々交換が行われていたこと、助け合いながら鳥や魚を捕り公平に分け合っていたこと、そんな暮らしがとても幸せだったこと。思い出は版画の技法で描かれた絵の温かい色合いで、よりなつかしくやさしいものになりました。集落が消えていくのは歴史をたどると世界の各地で起きていることかもしれません。でも祖先の歩いてきた道は忘れずにいたいもの。2021/01/14

とよぽん

63
この本を読むまでセント・キルダ諸島を知らなかった。大西洋の離島セント・キルダの自然と人々の暮らしを描いた版画(モノプリントという技法)がとても味わいがあって素敵だ。1930年まで人が助け合って住んでいた、その温かいコミュニティーが素晴らしい。36人にまで人口が減って廃島になり、船で島を離れて行く場面はやるせない気持ちになった。しかし、世界遺産として保存・継承されていることに安堵した。私もいつか行けるだろうか。2021/05/03

けろりん

62
もしも、生まれ育ったこの島国に住み続けられなくなって、他所の国に移住する事になったとして、果たして自分は、伝統や文化を誇りを持って伝承し、新しい生活や仕事に活かしてゆけるだろうか。読了後、考えました。スコットランドの遥か沖合、「世界の果ての島々」と呼ばれるセント・キルダ諸島。今は無人島となり、自然と消失した文化の二つの部門で世界遺産に登録されている美しい島の最後の子どもである男性の人生を通して、隣人を愛し、自然からの恩恵と確かな手仕事で豊かに営まれていた島の生活を、素朴な風合いの版画で紹介する絵本です。2021/06/17

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