内容説明
さらわれ、たすけられたそして、すきになった―珠玉のアンデルセン童話をやわらかい色彩とやさしい語り口で。
著者等紹介
アンデルセン,ハンス・クリスチャン[アンデルセン,ハンスクリスチャン] [Andersen,Hans Christian]
1805‐1875。デンマークのオーデンセに貧しい靴職人の子として生まれる。俳優を志してコペンハーゲンに出るが、挫折。その後、戯曲や詩を書き、30歳のとき『即興詩人』で作家として認められる。以後、150編あまりの童話を書いた
グレバン,カンタン[グレバン,カンタン] [Gr´eban,Quentin]
1977‐。ベルギーのブリュッセル生まれ。“Contes de l’Alphabet”でサン=テグジュペリ賞受賞
松井るり子[マツイルリコ]
1957‐。岐阜市生まれ。翻訳絵本に、産経児童出版文化賞を受賞した『うさぎのおうち』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しぃ
18
ツバメ不憫さに泣ける。伝承された神話や童話は細部をツッコんだらダメなんだろうけど、さすがにコレはおやゆびひめの可愛さと一難去ってまた一難状態よりも、ツバメの泣きっ面に蜂状態の方に持ってかれる。ツバメに幸あれ。2020/01/20
メープル
14
おやゆびひめを知らない娘に借りました。絵がとても可愛らしくて私好み。字数も少なく読みやすかった。私の記憶も少しずつよみがえり、がまがえるとのやりとりが私の中ではとても印象的だったけど、ここではさらっと。じっくり読めるタイプのおやゆびひめも読みたくなりました。2022/01/23
宇宙猫
12
★★★★★ 表紙の色合いに魅かれて。淡い色とかわいい絵が素敵。幼稚園の発表会で魚役だったことを思い出した。2024/09/30
あおい
9
蛙やコガネムシにさらわれ数奇な運命を辿るおやゆび姫。けど花の精の王様に出会った途端一目惚れって。ツバメの事を好きになったんじゃなかったの?なんかツバメがかわいそう。2019/08/13
mntmt
8
カンタン グレバンの美しい絵を求めて。 このお話を読むたびに、おやゆびひめがいなくなってしまった夫婦のことを想います。背表紙のおまけのイラストもかわいいです。2024/09/26