出版社内容情報
ロンドンに住む5人きょうだいは,空飛ぶじゅうたんと不死鳥とを手に入れ,つぎつぎと願いをかなえてもらうのですが…….日常生活の中にふとまぎれこんだ不思議と冒険を描いた傑作.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
139
「砂の妖精」を読んだので続きのようなこの話を読みました。またまたおかしな魔法使い(火の鳥)が出てきます。前回はやはりへんな妖精ということでしたが、今度はよくしゃべり人間のような鳥です。この鳥と子供たちがさまざまな冒険をします。読んでいて久しぶりに子どもの頃のような気持ちになりました。いい本でした。2017/03/20
たつや
50
なんと言う夢のようなタイトルだろうと思った。5人の兄弟が魔法のじゅうたんと火の鳥を手にいれるお話。大味だけれど、夢があり、楽しい。これはジブリで映画にして欲しいな。2017/01/13
NAO
47
魔法のじゅうたんと火の鳥、2つの宝物を手に入れたこどもたちの冒険ファンタジー。何でもできて万々歳かというとそうではないのがこの物語のおもしろいところ。思いどおりにならないことやトラブルが多発する中なんとか問題を解決しようとする子どもたちの姿に、100年前に書かれたとは思えない親近感を感じる。2025/02/23
たぬ
14
☆3.5 手塚火の鳥とキャラクターが全然違う。こっちは気持ちいいほどにナルシストで褒められたい欲もあからさま、俗な大学名誉教授みたい。じゅうたんは買い物メモを持たせば一人でもおつかいができる有能な子なんだけど、有能すぎるがゆえに末っ子の喃語にも反応してしまう。じゅうたんごとどこへ消えたかわからない。これは焦るね。赤子のおしゃべりに意味なんかないと思ってたの反省です。ピンチの際には例の砂の妖精が登場してます。2024/12/12
takakomama
6
「砂の妖精」の続編。言葉を理解する魔法のじゅうたんは、どこにでも連れて行ってくれるし、望んだものを運んできてくれますが、願いが叶ってもトラブルばかり。周りの人にも信じてもらえません。火の鳥の不死鳥は誇り高く、兄弟姉妹を助けてくれますが、面倒なことも起こします。手に負えなくなったけど不死鳥との別れはつらいです。前作のサミアドも、たまに登場します。子供たちは家族思いですね。2024/09/21
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