出版社内容情報
クリスマスの前夜,ゆうれいに導かれて親しい友人の家々を訪れたスクルージは,けちんぼうな自分がみなにきらわれていることを知ります.そして最後に見せられたものは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明
6
特にクリスマスという愛すべき日には、世の中を愛する生き方を思い出してはどうかという教訓を示す。あとがきが面白くて、産業革命に端を発する利己主義を体現したスクルージは自身の過去、現在、未来を追って人生に向き合うけれど、現代日本人も今日から隣人を愛して生きられるだろうか2021/11/06
メイロング
5
長年読みたかった本。だが、読み解きは難しい。ただの、いじわるジイさんの改心ではすまない「含み」が散見される。設計図はセロ弾きのゴーシュのスタイル。過去、現在、未来のゆうれいが現れるアイデアは、仏教的なものさえ感じる。こんなにもキリスト教な話なのに。「読む返すたびに感情移入するキャラが変わる」小説なのかも。2010/12/12
FAVORI
2
★★☆ ちょっと疲れていたので薬代わりにグイグイ読んだ。2014/08/19
kikikko
2
夫の実家を片付けていたら出てきた本。処分してしまうのが勿体なかったからその前に一読♪ 読み進めにくかったけど、作者が描きたかった事とクリスマスという時期がマッチしてうまく出来た1冊だなぁと思った。クリスマスは正直どうでもいいと思っている私だけど、クリスマスっていうイベントで街も人もウキウキした雰囲気なのだから、そこに素直に便乗するのもいいかもしれないな、と思った。 それにしてもこの本の主役のいじわるジイさん…こうもあっさり改心できてしまうのがちょっとビックリ。2011/12/20
Masabumi Shirai
1
古い本だけに読みずらい! 品川図書館から借りた本です。2016/12/11