大型絵本
古代エジプトのものがたり

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  • サイズ A4判/ページ数 86p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784001112191
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

悠久のナイル川にうるおされる大地に花ひらいた、古代エジプト文明。そこで、世界を創りだす神がみ、何十年ものあいだ戦う男神、勇気をもって困難にたちむかう女神、ふしぎなわざをつかう魔術師たちの、壮大な冒険と生死のドラマがくりひろげられました。かずかずの受賞歴をもつロバート・スウィンデルズによる再話と、スティーブン・ランバートのイラストレーションが活写する、エジプト神話の世界をたのしんでください。

目次

太陽神ラーの神話(光と、ものみなすべての命―すべては、どうやってはじまったのか;いうことをきかない子どもたち―ヌートとゲブ;血の池―太陽神ラーは、どうやって人間をこらしめたか)
オシリスの神話(神がみのおくりもの―イシスとオシリス;うつくしい箱―オシリスの死;ざんこくな王―イシス、逃げる;ひみつの名前―イシスは、どうやってラーのひみつをききだしたか;ちいさなツバメ―イシス、オシリスをさがす;愛の勝利―オシリス、よみがえる;セトの毒ヘビ―幼子ホルス、すくわれる;魔法の目―ホルスは、どうして目をなくしたか;ホルスの復讐―ホルスは、どうやってオシリスの復讐をなしとげたか)
ファラオ(王)と神と魔術師(王子とゆうれい―トトの魔法の本;怒れる神―ナイル川の氾濫は、なぜとまったのか;なんでももっていた王さま―おちた髪どめ;不実な妻たち―誠実な弟;天に向かう船―きょうふの旅路)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

31
3000年もの間、ナイル川沿岸で語り継がれてきた物語を纏めた絵本。大まかに「太陽神ラーの神話」「オシリスの神話」「ファラオと神と魔術師」の三つから構成されている。学生時代に何冊かエジプト神話を読んだが、名前以外は大分忘れてしまっていた。嫉妬深くて残酷なセトが好きなのは変わらない。トトがサイコロゲーム好きだったり、セトがオシリスを「ぴったりはまれば、この箱もらえるゲーム」で殺したりするのが愛らしかった。言葉も内容も結構重く、明るい話や盛り上がる場面は少ないので、子供より大人の方が楽しめると思う。2018/02/22

ツキノ

13
(E-317)イギリスの作家と画家によるおはなし絵本。5000年以上前に始まり3000年続いた古代エジプト文明。その物語が解読されたのはわずか200年前だという。エジプトの話は知っているようで知らない。史実とごっちゃになっていることも。収録されているのは「太陽神ラーの神話」「オシリスの神話」「ファラオ(王)と神と魔術師」の3種の話。文章、絵ともにとてもいい。子どもよりおとなが楽しめる内容かも。2019/05/04

紅花

9
娘一人読み。昔話が大好きな娘が熱心に読んでいた。2016/03/10

アイアイ

8
古代での伝えでは、この世を作った神はケプリ、その息子ラ―とその子孫の物語から始まる。ラーの4人の息子娘は近親相姦でそれぞれ結婚。王座をめぐり殺しあう。絵本だけど小学生高学年が読むくらいの文字量。親族同士の殺し合い、人肉を食べたり不倫を多く含む物語だから大人がみちゃうと不謹慎だけど面白い。トートってすごく良い助っ人だったのね。28㎝☆31冊目▽図書館2015/05/01

ケニオミ

6
古代エジプトのお話には今まで触れたことがなかったので、即図書館から持ち帰りとなりました。神話というのは精神分析に似て、無意識の世界のお話のようで楽しめます。また本書に登場するお話は聖書にも似て、地理の近さを感じさせます。オリシスとセトの話は、カインとアベルの話のようです。ホルスはモーゼのようですね。「おちた髪どめ」の話はモーゼの紅海を分ける話と類似点があります。聖書に出てくるモーゼとエジプトの魔術師の技比べにも親近感を感じさせる絵本でした。スウィンデル氏の他の著作を読みたくなりました。お薦めです。2013/02/08

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