岩波少年文庫<br> あそびあいてはおばあさん

岩波少年文庫
あそびあいてはおばあさん

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  • サイズ B6判/ページ数 155p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001110531
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

おかあさんが入院している間,カオルのさびしさをまぎらわしてくれたのはおばあさん.花札の絵合わせや手まり歌,そして不思議なお話の数々が幼いカオルを未知の幻想の世界につれて行ってくれた.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shizuka

56
このおばあさんがステキすぎる。孫のカオルに花札教えて、煙草を粋に呑んで。カオルの父が戦争体験者だから、時代は昭和30年、40年くらいかなあ。昔はおおらかでとてもいい。今はキツキツして生きにくい。カオルはおばあさんにいろいろせがむ。一緒に遊ぼう、お話をして。おばあさんはちょっと困った顔をするけれど、しっかりカオルの希望に応える。おばあさんの話すお話は、おばあさんがそのまたおばあさんから聞いたお話だったり、おばあさんの若い頃の体験談だったり。いつまでも大切にしたい無形文化財。カオルを通じて聞けたことに感謝。2017/01/06

はる

47
素朴で懐かしい世界。おかあさんが入院して、ちいさなカオルはさびしくて泣いてばかり。そんなカオルとおばあさんは花札で遊んだり昔話を語ってくれたり…。初出は1972年。誰もが体験したような懐かしい思い出。まるで自分のおばあさんと触れ合えたようでした。梶山 俊夫さんの挿絵も独特な味わいがあります。2017/08/27

ぶんこ

36
お母さんが入院して淋しいカオルちゃんですが、おばあちゃんが色々なお話をしてくれます。こんなおばあちゃんになりたいと思わせる素朴でいきなおばあちゃん。カオルちゃんと一緒になっておばあちゃんのお話を楽しんだ気分になりました。2017/09/17

KiKi

4
この本の表紙も素敵なんですよね~。  千代紙や日本てぬぐいなんかにありそうな図柄が、なんとはなしに KiKi の和心をくすぐります。  よくよく眺めてみると、どことなくグロテスクだったり、ちょっと恐ろしかったりもするのですが、これが日本人が元来持って生まれているある種の世界観なんだと思うんですよね。  だから、そのグロテスクさや歪みのようなものの中に美を見出すとでも言いましょうか・・・・・。  今、たまたま NHK の朝ドラで「ゲゲゲの女房」というのをやっていて、妖怪大好き人間の水木しげるさん一家の物語の2010/09/02

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