岩波少年文庫<br> グレイ・ラビットのおはなし

岩波少年文庫
グレイ・ラビットのおはなし

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001110524
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

働きもののグレイ・ラビットを中心に,リスや牛乳屋のハリネズミ,物知りフクロウなど森の仲間たちが活躍する楽しいお話から,未紹介の最初の4話を,心をこめた決定訳で贈ります.

内容説明

森のはずれの一軒家で、働きもののグレイ・ラビットは、野ウサギのヘアやリスのスキレルといっしょに仲よく暮らしています。牛乳屋のハリネズミ一家、物知りのフクロウ、恐ろしいキツネやイタチなど、森の生き物たちとともに自然の中でくり広げる冒険を描いた幼年文学の傑作。小学中級以上。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほりん

34
気立てが良くて働き者のグレイ・ラビットは、野ウサギのヘアとリスのスキレルと一緒に住んでいる。ヘアとスキレルは見栄っ張りでサボり屋だが、3人は仲良く暮らしている。グレイ・ラビットは、ヘアが好きなニンジンを育てようと、物知りのフクロウに育て方を聞きに行くが、引き換えにしっぽを取られてしまう…。知恵と勇気のあるグレイ・ラビットが可愛くて頼もしい。ほかに、牛乳屋のハリネズミ、物知りのモグラ、恐ろしいイタチやキツネなど、様々なメンバーが登場する。自然の描写もとても美しく、花や木を検索しながら楽しんだ。2022/01/25

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

9
灰色うさぎのグレイ・ラビットが活躍する短編集 『 スキレルとヘアとグレイ・ラビット / どのようにして、グレイ・ラビットは、しっぽをとりもどしたか / ヘアの大冒険 / ハリネズミのファジー坊やのおはなし 』2023/04/08

ムーミン2号

6
アトリーさんの実質上のデビュー作。ちょっとできすぎのいい子ちゃんっぽいグレイ・ラビットだが、くるくるよく働き、仲間思いで努力を惜しまないどころか、知恵と勇気と行動力のあるしっかり者の女性だ。物語は彼女を中心に展開するものばかりではなく、ハリネズミのお話や、同居人の野ウサギのヘアの大冒険のお話も面白いし楽しい。登場人物たちの性格づけがはっきり、しっかりしていることと、物語展開が小気味よくテンポよく進むこと、そして森の仲間たちとのほどよい交流具合がそれを生み出している。楽しい作品だ。2019/05/23

ピコ

2
グレイ・ラビットはちょっと出来すぎなぐらいのいい子ヒロインではあるんだけど、いい塩梅に動き回っていて、ワクワクしながら読める。なんといっても白いカラーとカフス、かわいい。2013/12/09

さほ

1
話も面白く、絵もとても素敵なので一気読み。「たのしい川べ」みたいなのを予想してたらちょっと違った。グレイラビットのしっぽに関するあれこれは怖くて「ヒィッ!!!」となった。だけど、それぞれの服装や、庭で育てる野菜、くしゃみの薬作りなどはとっても魅力的で憧れる。2023/02/20

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