著者等紹介
シュレーダー,ビネッテ[シュレーダー,ビネッテ][Schroeder,Binette]
1939‐。ドイツのハンブルク生まれ。ミュンヘンの美術学校をへて、スイスのバーゼルでグラフィックを学んだ。『お友だちのほしかったルピナスさん』でBIB金のりんご賞を受賞
ささきたづこ[ササキタズコ]
1942‐。香川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。ドイツ児童文学や絵本の翻訳で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ann
59
こんなお話だったのですね。美<知<善。いろいろな教訓(表も裏も)が散りばめられていて、自戒になりました。ありがちな三姉妹の末娘はヒロイン性があるのでしょうが、姉二人はいつも揶揄の対象で、それはそれで気の毒。シュレーダーの絵は絵画的でとても好み。2017/01/17
のえる
43
図書館絵本。 「フランスではペローが童話を書いた半世紀後に、ヴィユヌーヴ夫人が長編物語を再話したが、本作のボーモン夫人が子ども向けに民話の語り口で書いたものが今日もっともポピュラーな形として残っている」…本書解説より。 ディズニー映画を鑑賞したことはあるけど原作は初。 二人のお姉さんとの性格や結婚相手との対比が顕著。美や知性より善良な心、優しい心配り、心の価値を認めたとき愛が芽生える物語。 ベルが野獣の内面を知ろうとする姿勢を感じさせる会話場面が印象的。 絵が幻想的で魅了される一方、結構文字がびっしり。2021/04/19
小夜風
29
【図書館】「美女と野獣」は画家によって野獣の描かれ方が全然違うのが面白いですね。シュレーダーさんの描く野獣も、今まで見たことのない野獣でした。ベルが優しい野獣さんにだんだん惹かれていく心の変化がとても自然で、何度読んでもふたりが結ばれる喜びに胸を打たれます。2015/06/24
徳浄さん
24
大型絵本ではなく児童書版で読んだのですがこの絵の本しか見つからなかったので登録。先週の金曜日に日本でも公開された『美女と野獣』実写版ですが、物語をきちんと読んだことがなかった。これは愛の物語。真実の愛は容姿などではなく内面の美しさを愛するものだと・・・。最後のページの妖精のことば「ねたみやいじわるというのは、うぬぼれとか、怒りっぽさとか、欲張りなどより直すのがずっとむずかしいもの・・」本当にそうですねぇ。2017/04/24
魚京童!
16
狼系な野獣だった。内面をどうやって把握するのか。とらわれないとわからないのだろうか。一緒にいるとわかる。であるならばまず一緒にいないとわからない。一緒にいるかどうかの判断が外見だから、一生わかりあえない。哲学だな。2025/01/13
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