出版社内容情報
気まぐれな女王が,真冬に4月の花マツユキソウをほしいといいだし,国じゅう大さわぎ.継母のいいつけで吹雪の森に分け入った娘は,12の月の精たちに出会います.ソビエトの詩人による楽しい児童劇.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュシュ
24
スロバキアの昔話「12のつきのおくりもの」を元にした話。「12のつきのおくりもの」を語るので読んでみた。面白かった。継子いじめの定番の物語なので、もっとシリアスなものかと思っていたら、意外とコメディタッチだった。深い雪の森の中のたき火と12のつきの精の描写を読めて満足した。戯曲なので会話が多く、漫画風に読み進められるので、子どもにも読みやすいかもしれない。2016/10/31
ぼんくらぼん
18
ロシアのお話。子どもの頃大好きだったお話。昔話を題材に、ドラマチックに作られた戯曲。昔話は終わり方がきびしいが、こちらはユーモラス。2017/01/26
moe
6
「おはなしのろうそく2」に収録されている「12のつきのおくりもの」のもとのおはなし。戯曲なので生き生きとした会話が楽しめました。いじわるなまま母と姉のほかに、マツユキソウをほしがる女王やお付きの者などにぎやか。マツユキソウとはスノードロップののことだそうです。楽しく読めました。2010/11/15
suiu
4
戯曲なので最初は戸惑いますが、 慣れてくると楽しく読めます。2015/12/16
読生
1
12の月たちなのね。タイトルは知っててもなかなか読めてなかったお話。 優しさの塊のような人間。 荒まないでいられたのは何故だろう。 誰が教育したんだろうな。 近所の人たちなのかなあ。2023/03/08
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