出版社内容情報
大雪がふりつもった日,ふもとの村にお使いに行ったフルリーナがなかなか帰ってきません.兄のウルスリは心配して,妹をさがしに出かけます.国際アンデルセン賞受賞のスイスの画家カリジェの美しい絵本.
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
22
子どもたちのソリ大会を控えた雪の日。兄妹の物語。ソリの飾りを求めて街に出た妹を雪崩が襲う。◉「たすかったのは、この木のおかげよ(それと毛糸)。そのうちにあたらしい木を植えましょう」。妹を背負って歩くスキーの兄。どのページにも雪が舞う。◉「ふるい毛糸」で作ってもらった「いろんな色のふさふさ」で「ゆたかにかざったそり」の行列シーンがいい。冬の子たちの良い思い出が詰まった景色に思える。◉あと、あらしの木/モミの木が、老樹も若木も印象深い枝ぶりに描かれていて眼を見張りました。65年刊。2024/10/15
魚京童!
17
どこの国だろうか。日本ではない。2019/01/14
いっちゃん
16
雪国のことはあまり想像がつかないけど、雪イコール生命の危機なんてことも、身近にあるのだろう。大自然の中に暮らす兄妹の、お話。絵が好きだった。2015/07/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
『ウルスリのすず』 https://bookmeter.com/books/403986 のシリーズ。雪の中でとんだり跳ねたり、大雪なのに(笑)遭難や雪崩が起こる怖さもあるが、春の予感を感じさせるラストです。『小学校での読み聞かせガイドブック プランニング遊』で、朝読書のプログラムが参考になったので、記録しておきます。4年生予備本 10~15分 2018/12/26
しぃ
12
雪国に住む楽しさと怖さ。風景は違えど雪は楽しいだけじゃないのは同じ。兄妹のやり取りも微笑ましいけど、一歩間違えば…なところが恐ろしい。2023/12/03