都市―ローマ人はどのように都市をつくったか

都市―ローマ人はどのように都市をつくったか

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  • サイズ A4判/ページ数 125p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784001105230
  • NDC分類 523.03

出版社内容情報

古代ローマ人は都市建設に、熟練した技術と多くの知識を持っていた。その建築の様子を具体的に示す。

内容説明

古代ローマ植民都市の建設を描きつつ、ローマ人の都市生活についての考え方を示す。町づくりを考えるうえにも多くの示唆を与える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

46
ここで描かれている都市は架空のものですが、都市計画自体は、古代ローマのマニュアルが忠実に守られた流れになっています。無駄のないきっちりとしたプロセスは技術力の高い職人や、これからその地に住むことになる兵士や奴隷の力で支えられているのがよくわかりました。特に上下水道をはじめ、治水技術にはただただ感服です。冒頭「神官がその土地のキジとウサギを殺す」に生贄!?と驚きましたが、肝臓を調べ、その土地が安全か調査していたと知り、「す、すご~い!」と脱帽しました。古代ローマすげ~。2025/05/14

洋書好きな読書モンガー

25
1980年翻訳の本、地元図書館では倉庫の中に(≧∀≦)。日本だと完全な空き地が無いので自由に理想の都市作りが出来ないけど一から理想の都市が作れたらと言うのは大きな夢だ。2000年も昔の仮想都市建設を書いた本だけど、ローマ型都市とローマ人の土木技術の高さに感嘆する。上下水道、中庭付き住宅、共同浴場、劇場や円形闘技場、城壁、城門など中世より進んだ技術。現在日本の田舎だったら直径1kmに必要な生活施設が凝縮されているあらゆる年代に住みやすい都市を作ってみたいものだ。2025/05/21

棕櫚木庵

23
マコーレイの絵本の一冊.ウン十年ぶりの再読.アウグストス治下,洪水に見舞われたポー川流域に新都市ウェルボロニアを建設するという設定で,ローマ都市の建設方法,都市や家屋の構造を細密な絵で示す.ローマ都市と言えば道路と水道を思い浮かべるが,その構造がよく分かる.さらに,パン屋やその住居の間取りもあるし(噴水のある中庭っていいなぁ),もちろん浴場(図書館兼文書館付)や円形競技場も.巻末に詳しい訳註と解説があるのは『カテドラル』と同じ.訳者西川幸治は歴史家,建築学科出身で専攻は都市史(Wikipedia).2020/10/30

花林糖

13
(図書館本)ローマ帝国の都市作りについて。古代ローマの技術力にはビックリ。このシリーズは訳者あとがきが充実していて、読み応えがあります。2015/11/26

nobuem

4
建築の知識皆無なので、この時代にここまでの技術があったことがどれくらい凄いことなのか推察できないのがちょっともどかしい。ずっと前に読んだ「古代ローマ人の24時間」を再読したくなった。2020/05/07

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