出版社内容情報
陶芸職人が酔っぱらって作ったトンデモネズミ．時計が13時を打つと動き出して旅に出ます．タカに乗って空を飛んだり，ノイローゼのゾウに出会ったりするうちにトンデモネコのうわさを聞いて……．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう
2
小さい頃大好きで繰り返しビデオを見てた。誰にでも礼儀正しく親切に。そうなりたいと思って頑張ればなれる。人の意見を聞きすぎてそう思い込んでしまうのは危ないこと。自分がぶれないように。2014/02/08
斑入り山吹
2
おもちゃの仔犬の話ふたつ（ロダーリ『青矢号』とトールキン『ローヴァー』）をよんだあと、こんどはおもちゃのネズミの話。ギャリコは『ほんもののの魔法使』が大好きだけど『雪のひとひら』はぴんと来なかったし、さあこの本はどうか、と思ったが、すごく良かった！矢川氏の翻訳もダジャレみたいなところを多分上手に意訳してあるのか、とても読みやすかった。６８年ってこんなに新しい雰囲気だったのか！？いとも軽々と古めかしいお伽話のようなところに持ち込んで、先行きもよませず大団円に持ち込むギャリコの力はやはり大したものだ。2012/09/10
圭
1
小学校の頃、アニメを見たのがきっかけで原作を読みました。トンデモネズミがどこに行っても告げられる言葉は同じ。トンデモネズミが旅の最後で選んだ答えが好きです。前向きな気持ちにしてくれる名作です。
atyang
1
ある町の陶芸職人が酒の力に任せて作り上げた最高傑作の（耳はウサギ、足はカンガルー、全身が青い）ネズミが宿敵と評されるトンデモネコと対決するまでを描いた小説。児童文学ですが、勇気あるネズミの行動に自分も勇気をもらいました。特にマダムタッソーで自分の蝋人形に出会うシーンが好きです。挿絵もキュート！2011/06/27
横見鳥
0
ギャリコの物語には常に猫に対する愛が表れています。結局ネコさん良い人でしたしね。2009/11/08
