出版社内容情報
昔からブタの飼育が盛んだったスペインでは,ブタがたいへん尊重されています.これは,「ポルコさま」という,けものたちの信望を集めている知恵のあるブタを主人公とした,珍しいお話.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
スペインのおはなし。ポルコさまは豚、でもただの豚ではありません。あらゆるものが友だちのポルコさまのところには、色んな相談ごとが舞い込んでくるのです。それを知恵で解決するのですが、なかなか深いおはなしもあります。9話。 ポルコさまのこと / 将軍の馬 / セレスチーナのぎんのコーヒーわかし / ひとのことばを話す犬 / おもいしったいじめっ子 / フェリクスじいさんの金ぶくろ / パブロのガチョウ / ふざけやのリス、一本ゆび / まねかれないできたおきゃく 2019/11/29
花林糖
11
(図書館本)昔々のスペインで獣の仲間を治めるブタのポルコさまのお話。短篇9話。お気に入りは「ひとのことばを話す犬」「フェリクスじいさんの金ぶくろ」「まねかれないできたおきゃく」。(購入)2015/08/08
ぼんくらぼん
9
【瀬田貞二生誕100周年】イベント♪ スペインの国で、けものたちを治めていたポルコさま。とても賢くて、やさしくて、困った人の力になってくれる親切な方。ポルコさまが知恵を貸した七つのお話。とても楽しいお話でした。2016/07/25
Kira
7
岩波おはなしの本。一度読んだが、どんな話だったか全く覚えていなかった。スペインに伝わるブタの知恵者ポルコさまが、その知恵と優しさで動物や人間を助けてくれる話。おだやかな語り口とのんびりした展開が眠気を誘うので、読み聞かせに使えば子供がすぐに寝てくれるかも。私も寝落ちしながら読んだ。昔話はやっぱり波瀾万丈 のものがいいなぁと思った。 2017/09/30
ボナンザ
7
図書館本。おもしろかった!キレイな楽しい本なのに、借りる人が少ないから閉架書庫にしまいっぱなしになっているパーデレ・ポルコ。かわいそう。誰も傷つけることなく(脅すことはあるけど)問題を解決するポルコさま。特に最後の話がスカッとします。2021/03/04