出版社内容情報
目の前で登場人物が語り動くかのようなリアルな文体が明治中期の読者に衝撃をもたらした「怪談牡丹燈籠」，立身出世の時代精神を体現して喝采を浴びた「塩原多助一代記」，江島屋騒動の名で知られる「鏡ケ池操松影」を収録．［校注＝清水康行・佐藤かつら・横山泰子］
内容説明
幽霊はなぜ現れるのか、人はなぜ懸命に生きるのか。言語の写真法＝速記術が残した稀代の物語遺産を初めて当時の文章と挿絵で再現する全集。
1 ～ 2件／全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koishikawa85
1
牡丹燈籠と塩原多助一代記は既読のため鏡ヶ池操松影のみ読んだ。江島屋騒動というのが有名らしい。でも解説にあるように、見ず知らずの子どもに60両出すような主人が偽物を売って暴利をむさぼっているというのが理解しにくい。最後の敵討ちにお菊がいったん治平を突き放すのも理解しにくい。2018/09/09
koishikawa85
0
もう一度江島屋騒動を読んだが一回目と同じ感想。2020/08/06
