出版社内容情報
著者は,近世社会の基礎構造,政治権力,鎖国,都市,身分制等の研究で多大な業績をあげ,戦後の日本近世史研究を主導してきた.精緻な実証と研ぎ澄まされた論理による斬新な問題提起は,その後の研究に明確な方向性を与えてきたが,本著作集では,その中から代表的な著作・論考を精選し主題別に編集した.
目次
「幕藩制第一段階」における生産力と石高制
幕藩権力分析の基礎的視角
豊臣政権の問題点
(書評)佐々木潤之介著『幕藩権力の基礎構造』
幕藩制構造論の問題点
前近代アジアにおける国家
幕藩制国家論の諸問題
豊臣政権論
将軍と天皇
前近代国家史研究の到達点と課題
秀吉と秀家
将軍権力の特質
豊臣秀吉
信長と秀吉―天下統一
誠仁親王とその周辺
太平を保障する権力者
信長と秀吉
天下人と京都
「元和六年案紙」について
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