出版社内容情報
東西のはざまにおける思索の苦闘と人生の苦悩.生きられた思想としての西田幾多郎を評伝体哲学論の体裁で描き出し,日記・書簡なども通して「人間の生涯ということ」に思いをいたす.
内容説明
三十数年にわたる仕事を主題別に再編し、新稿を加えて成った決定版集成。第1巻は、西田哲学の考察。
目次
第1部 西田幾多郎―人間の生涯ということ(人間の生涯ということ;明治の青年;或る一日、明治三十八年一月五日;禅と哲学;京都時代 ほか)
第2部 西田幾多郎を読む(西田幾多郎の思索;西田幾多郎の根本的立場;西田哲学を読む難しさ;日記と書簡;世界と海)