出版社内容情報
「森くらくからまる網を逃れのがれひとつまぼろしの吾の黒豹」－敗戦の記憶も薄れ，豊かになっていく日本の中で，著者はベトナム戦争や安保闘争など繁栄の裏側の現実を歌い続けた．1950年代後半から60年代の歌を収める．
内容説明
歴史の闇と戦後社会の現実。短歌は、そこに生きる人間の証し。
目次
喚声（秋のひかりに；旗暗く；冬の歌 ほか）
異邦者（萩にさわぐ雨；つばきの森；解氷 ほか）
黒豹（平安；いのち；飛行音 ほか）
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- 和書
- 心のささえになれたら
