出版社内容情報
近代哲学の基盤である批判哲学を確立し,ギリシア以来のあらゆる哲学的課題を論じつくしたカント.世紀末といわれ未曾有の転換期を生きつつある今日,それらの著作から汲み取るべきものはあまりにも多い.講義録・書簡を含むその全著作を,国際的水準にある日本のカント研究者の参加を得て全編新訳で刊行する決定版全集.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Püppie
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ロックは何かにつけて経験、経験と言い、それに先立つ理性を否定する。確かに、ぼくたちの思い抱くもののすべては最低でも一度は経験されたものが題材となっている。経験に依らずに突然確信を抱く「聖人」とか言う神がかった人たちもいたけど、近代以降はそんなものは放っておいてもよくなった。人間の知的な能力について、神が造ったという以外にまともな説明をしようとするなら、経験がその結果のすべてだということとは別に(a priori)経験を可能にしているメカニズムが明らかにされなければならない。2010/03/09
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