丸山眞男集〈第15巻〉一九八八‐一九九六

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000919654
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0331

出版社内容情報

平和と民主主義を根源的に問いつづけた戦後日本最大の知識人,丸山眞男の全作品を編年集成した著作全集.1995-96年の第1次刊行に際しては,戦後問い直しの機運のなかで広範な丸山論ブームが巻き起こった.しかし,戦争体制に急傾斜する今日の危機的な日本社会のなかでこそ,本集は熟読されなければならないだろう.

内容説明

昭和天皇をめぐるきれぎれの回想、ほか、晩年に紡がれた思考の軌跡。

目次

一九八八年(吉祥寺での付き合い)
一九八九年(昭和天皇をめぐるきれぎれの回想;「子午線の祀り」を語る;戦後民主主義の「原点」 ほか)
一九九〇年(追悼寸言;「ローエングリン」)
一九九一年(憶い出すことども;故岡義武会員追悼の辞;福沢諭吉訳「アメリカ独立宣言」解題 ほか)
一九九二年(岩波文庫の三冊;同人結成のころのこぼれ話;「近代日本思想史における国家理性の問題」補注 ほか)
一九九三年(青年学徒としての辻清明;わたしの中学時代と文学;憶い出くくさぐさ)
一九九四年(クラシック音楽への関心を通して;辻君のこと;塙作楽のこと)
一九九五年(福沢諭吉の人と思想;サンフランシスコ講和・朝鮮戦争・六〇年安保)
一九九六年(「矢野龍溪資料集」第一巻序文)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

3
解題。丸山の<近代>をめぐる様々な問いに対して丸山は60年代以後の「本店」で答えているという指摘p373-374は、まさにその通りだと思う。「普遍者」という命題と「近代化の非一義性」という命題がどこで、どのように交錯しているのかというのを捉えることで丸山の<近代>ははじめて理解できるが、まさにその交錯点は60年代以後の「本店」なのだ。その交錯点が、現代日本においてどのような意味を持つのかというのが丸山眞男を問う意味なんだろうと。しかし、丸山は彼らなりの強烈なエートスをして交錯点に立っているが、我々は・・・2013/10/27

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