出版社内容情報
ギリシア悲劇は詩形式の文芸である．清朗の春，新作が上演された．余りにも人間的な，余りにも現代的なギリシア古典文芸の精華に新たな息吹を与えることを願い，全篇を新訳，脚注・解説を付し，夢を託す陶器の破片のように凛と美しい「断片」をも集成して刊行する．ここにいるのは，他でもない，私たちなのである．
内容説明
本巻はソポクレースの悲劇（サテュロス劇を含む）の「断片」の中から、日本語に訳しうると判断した詩行を集めたものである。
目次
『アタマース』
『ロクリスのアイアース』
『アイゲウス』
『アイティオピアー人』
『囚われの女たち』
『アクリシオス』
『アレオスの子供たち』
『アレクサンドロス』
『アルクメオーン』
『アミュコス』〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てり
1
『ナウシカアー』 P202「なお、文学史上のエピソードとして、美貌のうえ、球技にも長けていたソポクレースが、作品上演の際、自らナウシカアーの役を演じ、非常な喝采を博した、と伝えられる。」2023/01/04
