出版社内容情報
〈富国強兵〉〈殖産興業〉〈立身出世〉〈忠君愛国〉などのスローガンがさかんに振りかざされた時代に,彼はどのように考えどのように生きたのか.テーマ別に集め,各巻末に現代屈指の読み手によるエッセイを付す.
内容説明
自分はなにであるのか、どんな人間になろうとしているのか、自己にふさわしい職業はあるのか。本巻の「職業観」の章には、人生の目的、意味、天職について一般的に述べてる文章をはじめ、具体的な職業観、さらには余暇観、労働観、休養観等の関連の深い文章を集め、「自伝的文章」の章では、自らの職業の遍歴を述べたものと、信仰上の変化、展開を語ったものが中心になっている。
目次
職業観(文士と報酬;日本人と金銭問題;農業と宗教;休養の目的;如何にして我が天職を知らん乎;聖職と職業;デンマルク国の話;美術としての人生;人生の目的 ほか)
自伝的文章(流竄録;過去の夏;予の宗教的生涯の一斑;人生の四期;年末の感謝;信仰の三大時機;頌栄の辞;信仰五十年 ほか)
内村鑑三略年譜