出版社内容情報
日本近代文学史のなかで浮沈を繰り返すさまざまな文学流派をよそに,幸田露伴は,明治・大正・昭和の三代にわたり数多くの傑作を遺した.変幻自在の小説,雄渾な歴史小説,史伝など160余篇から31篇を精選した.〈1992年6月/一括復刊〉
内容説明
露伴の文名を一挙に高めた「風流仏」。そこに定着された入神の技芸讃仰の高い浪漫性は、「一口剣」をへて屈指の代表作「五重塔」に結実し、また変幻自在の小説手法は、山中仙境での妖艶な美女との出会いをめぐる怪異譚「対髑髏」へと展開する。
-
- 洋書
- The Frame Up