出版社内容情報
戦後の時代状況に切実にかかわり,それを創作活動に凝縮した作家=思想家,木下順二.その多面的業績を集約した自選集を10年ぶりに再刊する.各巻ごとに作品とその作品に関わる評論を配し,諸作品の主題や方法がいっそう鮮明になるよう工夫したことにより,著者の思考方法を理解することが容易になった.
目次
雨と血と花と
平和な田舎町の平和ということ
証拠
口笛が冬の空に
8月15日の思想(割り切れないあと味―国会傍聴記;砂川;あるもどかしさについて;国会への大挙請願をみて;1960・6・15―国会前;1965年8月15日の思想;生き生きとしたエネルギッシュなさわやかな;ベ平連のティーチ・インを傍聴して;「朝鮮学校」で起っていること;ある文学的事件―金嬉老が訴えたもの;中国とは何か;ある殺人;ソクラテスの行為;小さな兆候こそ)
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- 和書
- マグダラのマリア無限の愛