全集 黒沢明〈第4巻〉

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全集 黒沢明〈第4巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 435p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784000913249
  • NDC分類 778.5

出版社内容情報

黒澤明は日本が誇る映画芸術家である.その強靭なヒューマニズムに貫かれたシナリオには,人々の熱血をたぎらせた映画創造の秘密がひそんでいる.ここに全監督作品のシナリオと数々の傑作シナリオを集め,黒澤映画の核心を探究する.

目次

七人の侍
生きものの記録
蜘蛛巣城
どん底
隠し砦の三悪人
決闘鍵屋の辻
随筆(活劇の夢と現実―『七人の侍』完成に際して;『生きものの記録』について;『蜘蛛巣城』をめぐって―岩崎昶との往復書簡;ロンドン・パリ十日間)
作品解題(佐藤忠男)
批評史ノート(岩本憲児)
シナリオ注(野上照代)
製作メモランダ

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

18
なんと言っても『七人の侍』。考え抜かれた設定とキャラクター、また台詞が良い。『生きものの記録』も、原水爆をテーマにした知る人ぞ知る名作(映画は大コケしたけど)。『隠し砦』は昔見てパッとした印象はなかったが、改めて読むと、自由に生きるとは何か、という黒澤らしいテーマがしっかり出ている。全集はここまで、と思っていたけど、もうちょっと読もう。2021/03/28

イシザル

5
黒澤組の脚本はドストエフスキーと芭蕉か なるほどね 必要な情報は、組み込み簡潔に自然体で俳優に喋らしてるのか おまけに歴代の剣豪のエピソードをかき集めて、キャラクターを創った七人の侍は、まさに現代でいえばアベンジャーズだし、次の年には、水爆実験 冷戦を暗喩したドラマを、仕上げて傑作に出来る映像作家て すごくねー アベンジャーズって上手に要領よく自分たちのものにしてるけどー アンアンマンて勘兵衛じゃね。2018/04/26

狭山山広

2
収録されてる脚本全部おもしろかった。特に隠し砦の三悪人は読みながら映画を観てるときのようにワクワクしたりクスリとしたり読み終わったときにぷはーと大きなため息をついたりした。生き物の記録は、過酷な現実を直視し続けた主人公が最後には発狂して、どん底では、過酷な現実を酒と踊りで陽気にやり過ごそうとする人たちが描かれててどっちも根底は同じようなものに思えた。七人の侍の久蔵と勝四郎の関係は、黒澤明が愛読していたという戦争と平和のドーロホフとニコライの弟(名前失念)の関係が元ネタじゃなかろうかと思った。2015/04/10

ruri

0
まだまだ理解できない点が多い。すぐに読めちゃうような簡単な人ではないから面白さを感じる。2016/02/19

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