大山郁夫著作集 〈第5巻〉 - 大正デモクラシー期の政治・文化・社会 現代日本の政治過程

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大山郁夫著作集 〈第5巻〉 - 大正デモクラシー期の政治・文化・社会 現代日本の政治過程

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  • サイズ A5判/ページ数 388p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784000912754
  • NDC分類 308

目次

1 女性文化に対する一考察
2 「人間性」と階級的立場
3 婦人の個人的解放とその社会的解放
4 社会科学に対する興味の擡頭
5 社会科学の障碍とその排除
6 大学の使命とその社会的意義
7 学者の実行運動との関係に就いての考察
8 政治研究会の進むべき道
9 大学生運動の新展開及びその社会的意義―「社会科学の人生価値」前論
10 教育の社会性と国家性―教育界当面の重大問題としての軍事教育計画
11 無産階級政党の社会進化上に於ける意義
12 我国の教育界が直面する一緊急問題―所謂軍事教育問題を中心として
13 学生の社会意識と当局の階級的専制―社会科学研究団体に対する文部省の圧迫
14 呪はれたる治安維持法案
15 政治過程の盲目的進行に対する意識的統制の必要及びその目標
16 新政治意識の発生と無産政党の前途
17 新政治意識の倫理的基礎―序論 無産政党運動に附帯する政治教育上の重要問題
18 無産政党運動の基調としての新政治意識―新政治意識の倫理的基礎 続篇
19 政治的旧勢力への最初の一撃―無産政党出現の機運と政治的雰囲気の廊清

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

2
社会科学は大正デモクラシーの一環として現われた。それは生活者としての民衆が政治参加の権利を得るために必要不可欠なものとして捉えられた。第一に、支配階級による知の独占を破り、隠されていた現実を掘り起こすために。第二に、理想ではなく、権力奪取の闘争手段としての武器として知を得るために。凡人にも理解可能で役立つ知であったはずの社会科学。一部専門家の食い扶持を稼ぐ手段に堕した今日ではちょっと想像しがたい。古典教養と同じ末路を辿ったのは、学者が悪いのか民衆が悪いのかよくわからんが、少なくとも学者の再帰性は弱まった。2019/04/12

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