大山郁夫著作集 〈第2巻〉 - 大正デモクラシー期の政治・文化・社会 民族主義と国際主義

大山郁夫著作集 〈第2巻〉 - 大正デモクラシー期の政治・文化・社会 民族主義と国際主義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 437p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784000912723
  • NDC分類 308

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

1
民族主義の興隆を世界の大勢とし、民族主義の帰結として民主化は不可避とする大山は、日本の新領土に関しては同化を唱え、また中国の民族主義運動には冷淡である。まだ朝鮮や中国において民族運動・独立運動が激化しておらず、日本ではよく知られていないからなのだが、ヨーロッパの辺境の民族運動には注目し共感しているから、どうも自国に関する反省が足らんという謗りは免れない。そうなったのも、中国人や朝鮮人の政治的主体性を過小評価していたためで、東洋文明への評価が低いのである。それゆえに、アジア主義にも冷淡にならざるを得ない。2018/03/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3032287
  • ご注意事項

最近チェックした商品