出版社内容情報
近松の諸作品は,当時の民衆の喝采を博したのみならず,そのテーマの普遍性と華麗にして多彩なる語りのことばによって,現代にも燦然たる光芒を放っている.本全集は近松の全作品を収録した最良のテキストである. 〈第2次刊行〉
内容説明
本全集は、浄瑠璃編・歌舞伎編・資料編の3部からなる。歌舞伎編においては、絵入狂言本に作者として近松の名が明記されているものと、推定により近松作と判断したものとに分け、後者を参考編に収めた。前者のうち原本または写本の所在不詳のものは、翻刻本を再録したが、それは前者の後尾に纏めた。本巻は、影印編と翻刻本との2部に分冊して1セットとした。