出版社内容情報
自由・民権を標榜して,タテマエと現実の隔たりを見据えた兆民の言説と思想は,近代日本の草創期にひときわ光芒を放つ.今日にも通底する問題を提起するその全貌は,1983-86年に刊行された本全集によって初めて明らかにされ,兆民研究の進展や関心の高まりを促した.以来20年にならんとして,2001年は兆民没後100年にあたる.今回の再刊に際して,新資料・新知見を加えて一層の充実を期した.
内容説明
本書には、一八八六(明治一九)年刊の『理学鉤玄』を収録した。
目次
理学ノ意義並ニ旨趣
理学ノ諸説
法朗西学官ノ虚霊説
性理
感○触○情
智○反省ノ智○覚
断ノ機能
精神
論理
法式〔ほか〕