出版社内容情報
捨て猫から生物多様性まで、動物と人との関係性をすべてカバーする学問、それが法獣医学です。動物虐待、福祉に反する家畜飼育、乱立するアニマルカフェ、野生動物とのつきあい方……。私たちの暮らしのすぐそばで起きている様々な“動物の事件”を、法獣医学の視点で解き明かします。命と社会のつながりを考え直す一冊。
【目次】
まえがき あなたは“犬のおしっこ”に水をかけますか?
第1章 ペットの事件簿
1 繰り返される「多頭飼育崩壊」、その根源にあるのは?
①多頭飼育崩壊の現場で、法獣医学者が見たものは
②二〇二〇年施行の改正動愛法で初めての裁判
③多頭飼育崩壊とは、いったい何なのか
④ペット業界の裏側と、改善に向けた取り組み
⑤“溜め込んでしまう人たち”をどうケアするか
2 ペットの遺棄・殺傷事件は、ペットだけの問題ではない
①動物虐待が、人への凶悪犯罪にエスカレート
②獣医師には、動物虐待を通報する義務がある
③余命短い動物にとっての「福祉」とは
④日本では、ペットを飼っている人は少数派
第2章 “役に立つ”動物の事件簿
1 私たちの生活と切っても切り離せない「産業動物」
①卵は安ければいいのか、高くても構わないのか
②産業動物なしに人の生活は成り立たない
③殴る蹴るの虐待は許されない
2 時には危険な任務も負わされ、人のために働く「使役動物」
①ネズミから象まで、役目は救助から攻撃まで
②盲導犬は広くなじみのある使役動物
③災害救助や警備などに活躍する自衛隊犬・警察犬
3 医薬や生命科学の進歩に欠かせない「実験動物」
①実験動物に無用なストレスを与えてはいけない
②欧米の主流は「実験が終わったら譲渡」
第3章 文化を担ってきた動物の事件簿
1 日本古来の神事や伝統文化に関わる動物たち
①改善して生き残る道を選んだ「上げ馬神事」
②天然記念物「奈良のシカ」は、あくまでも野生動物
③“伝統”も時代に合わせて変わっていく
2 動物とのスポーツやレクリエーションを楽しむには?
①人間だけが楽しい競馬や乗馬でいいのか
②動物園の動物たちは、見られても平気?
第4章 野生動物の事件簿
1 野生動物と人とのよりよい関係とは
①故意に殺傷すれば罪になるのはカモシカも鳩も同じ
②野生動物と人は、どうすれば共存できるのか
2 “かわいい”動物カフェの罪。野生動物はペットか
①フクロウには、一羽につき数百ヘクタールの森林が必要
②日本はエキゾチックアニマルの大消費国
3 野生化したペットや外来種をどうする?
①野生動物を飼うとは、覚悟を必要とすること
②希少種の保護と動物福祉の両立を目指して
第5章 行き場を失った動物の事件簿
1 災害時の動物たちと、動物をめぐる人々
①避難所にペットを受け入れる、受け入れない?
②餓死と安楽死、どちらが産業動物にとって苦痛が少ないか
2 保護犬・保護猫をめぐる悩ましい問題
①犬や猫は、な
内容説明
捨て猫や卵の値段から生物多様性まで、動物と人との関係性をすべてカバーする学問、それが法獣医学です。動物虐待、動物福祉に反する家畜飼育、乱立する動物カフェ、野生動物とのつきあい方、災害時の動物の保護…。私たちの暮らしのすぐそばで起きているさまざまな“動物の事件”を、日本における法獣医学のパイオニアが解き明かします。
目次
第1章 ペットの事件簿
第2章 “役に立つ”動物の事件簿
第3章 文化を担ってきた動物の事件簿
第4章 野生動物の事件簿
第5章 行き場を失った動物の事件簿
終章 法獣医学とは何か
著者等紹介
田中亜紀[タナカアキ]
1974年東京生まれ。日本獣医生命科学大学特任教授、獣医師。法獣医学者であるとともに、日本におけるシェルターメディスン(シェルターにおける動物の健康管理)の先駆けの1人。子どもの頃をウィーンやロンドンで過ごし、1992年日本獣医畜産大学(当時)に入学、卒業後は動物病院勤務。来日したカリフォルニア大学デービス校(UCD)の研究者の通訳を務めたのをきっかけに2001年渡米。2002年UCD環境毒性学部修士課程に入学、獣医学部でシェルターメディスンを専攻して修士課程修了。疫学部に転じて2015年に博士号取得。UCD研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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