日本映画のために

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  • サイズ A5判/ページ数 448p
  • 商品コード 9784000617154
  • Cコード C0074

出版社内容情報

溝口健二、小津安二郎、成瀬巳喜男、山中貞雄から、鈴木清順、吉田喜重、中島貞夫、そして北野武、黒沢清、濱口竜介まで……。四〇年にわたる論稿を編纂した、著者初の日本映画論集成。単著未収録作を多数含む圧巻の三〇篇に加え、書下ろしの「内田吐夢論」、三宅唱との対談、小田香・小森はるかとの鼎談を収める。


【目次】

 「日本映画」のために――序文に代えて


 内田吐夢論――またはその画面を彩る慎ましい顕在性をめぐって
 翳りゆく時間のなかで――溝口健二『近松物語』論
 言葉の力――溝口健二『残菊物語』論
 山中貞雄論
 まだ十五歳でしかない彼女の伏し目がちなクローズアップの途方もない美しさについて
  ――山中貞雄『河内山宗俊』論
 「例外」の例外的な擁護――小津安二郎『東京物語』論
 二〇〇五年の成瀬巳喜男
 寡黙なるものの雄弁――戦後の成瀬巳喜男



 鈴木清順または季節の不在
 『悪太郎』讃
 神代辰巳を擁護する
 影とフィクション
  ――吉田喜重論 『人間の約束』『嵐が丘』『鏡の女たち』をめぐって
 祈りと懇願――澤井信一郎論
 京都は、なぜ、「犯罪都市」たりそびれたか
  ――中島貞夫『893愚連隊』から深作欣二『仁義なき戦い』まで
 『893愚連隊』、『狂った野獣』――とりわけ推奨したい二本の活劇
 ひたむきに釣瓶を握る女の有無をいわせぬ美しさについて
  ――中島貞夫『多十郎殉愛記』論



 大震災で映画と出会った男――プロデューサー城戸四郎
 「撮影所システム」の消長と「新しさ」の系譜Ⅰ
 黒澤明の八月十五日
 「撮影所システム」の消長と「新しさ」の系譜Ⅱ
 そこに大地震がやってきた
  ――溝口、山中、そして京都ヌーヴェルヴァーグ
 「撮影所システム」の消長と「新しさ」の系譜Ⅲ
 一九六〇年、誰が映画を恐れていたか



 北野武、または「神出鬼没」の孤児
 空間の悲劇――黒沢清『クリーピー 偽りの隣人』論
 聡子の変貌に世界は救われる――黒沢清『スパイの妻』論
 沈黙から銃声へ――黒沢清『Cloud クラウド』論
 選ぶことの苛酷さについて――濱口竜介『寝ても覚めても』論



 突き詰めた「清順美学」
 喜重さんは「驚かせる」ことが得意な方だった
 翳りと艶めかしさと
 小川紳介の乾いた「殺気」について
 アルコールランプの揺らめく炎とともに――追悼 山根貞男
 青山真治をみだりに追悼せずにおくために

 対談 悦ばしき映画――三宅唱・蓮?實重?
 鼎談 “生きている現在”を撮る――小田香・小森はるか・蓮?實重?

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