文学は何の役に立つのか?

個数:
電子版価格
¥2,530
  • 電子版あり

文学は何の役に立つのか?

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 342p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000617079
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

文学は、私たちの人生や社会に対して、どんな意味があるのだろうか。人間の生を真摯に見つめ、現代の問題群に挑み続ける小説家が、文学の力を根源から問う。大江健三郎、瀬戸内寂聴ら、先人たちの文業にも触れながら、芸術や社会へと多岐にわたる自らの思考の軌跡をたどる。読者を新たな視座へと誘うエッセイ・批評集成。


【目次】

Ⅰ 文学の現代性

 文学は何の役に立つのか?
 死までの遠近──ジョブズ、私の友人、ハイデッガー
 初めてゲラを手にした時
 予測不能な世界を生きるために──『本心』連載を終えて
 AIで亡き母を蘇らせたら
 また新たな基礎的教養書の登場
  ──キャスリン・ペイジ・ハーデン『遺伝と平等──人生の成り行きは変えられる』
 予期せぬことがなくなって──アンケート「予期せぬ笑い」
 初めて真剣にワインを飲んだ日
 傷ついた人間の痛みを語り抜く意志──ハン・ガン氏のノーベル賞受賞に寄せて
 崩れ落ちてゆくような成熟──金原ひとみ『パリの砂漠、東京の蜃気楼』
 “納得”することの他者性──遠野遥『改良』
 奇妙な一年
 作家と百年──『文藝春秋』創刊百周年に寄せて
 ゼロ年代のドストエフスキー
 〈影響〉の構造化と愛──『白痴』(ドストエフスキー)を中心に
 三島戯曲の世界──フランス語版三島由紀夫戯曲集Le The?tre selon Mishimaに寄せて

Ⅱ 過去との対話

 個人と国家、そして諦念
 鴎外の政治思想──『阿部一族』論
 父子──古今名作散歩
 体験、証言、記憶──成田龍一『「戦争経験」の戦後史』
 恢復と自己貸与──ハン・ガン『すべての、白いものたちの』
 事後的に発見され、新たな起点となる──私と安部公房
 「日本」について質問された人──追悼 ドナルド・キーン
 天性の人の語り手──瀬戸内寂聴さんのこと
 瀬戸内文学の再評価に向けて──追悼 瀬戸内寂聴
 「踏まえるべきもの」の絶えた時代に──追悼 古井由吉
 大江以後も書き続けるということ──追悼 大江健三郎
 戦後民主主義と文学
 『オッペンハイマー』論──オッペンハイマーとクリストファー・ノーランの倫理

Ⅲ 文学と美

 「国家」と「自然」
 新しい辞書のための四つの言葉の定義──ことば、ぶんじん、カッコいい、あい
 メビウスの輪を歩く人間──写真と安部公房
 二度目の「さようなら」はなかった
 実在を追究しないことの自由
 領域としての黒──ヴァロットンの木版画
 ボードレールの女性観──その一元性と多元性
 豊饒なるゲルハルト・リヒター展
 愉しいル・コルビュジエ
 音楽も環境次第
 「手書き」の文字と毛筆
 「報酬性」と「懲罰性」

特別付録──弔 辞
 ドナルド・キーンさんへの弔辞
 瀬戸内寂聴さんへの弔辞
 大江健三郎さんへの弔辞

  あとがき

内容説明

文学は、私たちの人生や社会に対して、どんな意味があるのだろうか。人間の生を真摯に見つめ、現代の問題群に挑み続ける小説家が、文学の力を根源から問う。大江健三郎、瀬戸内寂聴ら、先人たちの文業にも触れながら、芸術や社会へと多岐にわたる自らの思考の軌跡をたどる。読者を新たな視座へと誘うエッセイ・批評集成。

目次

1 文学の現代性(文学は何の役に立つのか?;死までの遠近―ジョブズ、私の友人、ハイデッガー ほか)
2 過去との対話(個人と国家、そして諦念;〓外の政治思想―『阿部一族』論 ほか)
3 文学と美(「国家」と「自然」;新しい辞書のための四つの言葉の定義―ことば、ぶんじん、カッコいい、あい ほか)
特別付録―弔辞(ドナルド・キーンさんへの弔辞;瀬戸内寂聴さんへの弔辞 ほか)

著者等紹介

平野啓一郎[ヒラノケイイチロウ]
1975年、愛知県生まれ。北九州市出身。1999年、京都大学法学部在学中に投稿した『日蝕』により芥川賞受賞。数々の作品を発表し、各国で翻訳が紹介されている。2020年からは芥川賞選考委員を務める。主な著書は、小説では『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)『ある男』(読売文学賞受賞)等、評論・エッセイに『三島由紀夫論』(小林秀雄賞受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふゆざくら

0
https://bc-liber.com/blogs/ac87add69fc82025/07/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22712598
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品