研究者、生活を語る―「両立」の舞台裏

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研究者、生活を語る―「両立」の舞台裏

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  • サイズ 46判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616614
  • NDC分類 002
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「仙人」のような研究者像は過去のもの。多岐にわたる業務、そして家事・育児や介護にと、リアルの研究者はずっと多様で忙しい。家族のケアを担う研究者たちは、どんな思いとともに、日常をどう回しているのか。現役世代と先達による経験談27編を収録。働きながらケアをする――未だ暗中模索の道を進む、すべての世代へ贈るエール。

内容説明

「仙人」のような研究者像は過去のもの。多岐にわたる業務、あるいは家事・育児や介護にと、リアルの研究者はずっと多様で忙しい。家族のケアを担う研究者たちは、どんな思いとともに、日常をどう回しているのか。現役世代と先達による経験談27編を収録。働きながらケアをする―。いまだ暗中模索の道を進む、すべての世代へ贈るエール。

目次

1 疾風怒涛の乳幼児期―育児編1(国際遠距離を乗り越えて―研究者としてのキャリアと家庭生活 渡辺悠樹(東京大学)
二児の母のワンオペ育児・研究クエスト 〓橋由紀子(森林総合研究所) ほか)
2 そして子育てはつづく―育児編2(仕事も暮らしも楽しくまわす 丸山美帆子(大阪大学)
男性育休・育児のロング・アンド・ワインディング・ロード 田中智彦(東洋英和女学院大学) ほか)
3 “インタビュー”巣立ちのあとで―育児編3(「人それぞれ」の国、アメリカでの子育て―村山斉さんに聞く;「仕事より家族が大事」であっていい―田島節子さんに聞く)
4 その日は突然やってくる―介護・病気編(子どもに返っていく母と―「同居」から「介護」へ たねをまく子(仮名)
せん妄になった父との一年 源城かほり(長崎大学) ほか)
終章 “インタビュー”ケアをしながら働くということ(ケアとジェンダー、そして権力―山根純佳さんに聞く;働き方は変わるのか―藤本哲史さんに聞く)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

15
図書館の新刊本コーナー鎮座本に目が留まり借りてきた。24年冬刊行。27名の研究者(殆どが大学所属)が仕事と家事、育児、介護の両立の苦悩や工夫を綴っている。研究者だけあって極力客観的に詳述している点が読者に偏らず伝わる。数名が述べているが、鞅掌時期に家族を含む周りの人達からどれだけ理解を得られるか、また援助があるかに懸かっている。企業にしても大学にしても支援制度が海外に比べると日本はまだ整っていないのがもどかしい。加えて意識を変えるのに時間が掛かる。数頁読んだところで逡巡したが購入決意。読了日に書籍到着。2025/02/25

ヨンデル

9
★研究者生活を語る「両立」の舞台裏/石井直方/ちくま書房。学問研究者の生活実態を書いた本。この本に書かれているほとんどの人がが同業者で家庭持ちの生活体験記録だ。研究者で共働きの生活、出産育児、転勤、介護などの様子が書かれている。転勤生活での共働きは他の業種でも同じように大変だろうけれど、研究者となるとまた、違った難しさがあるようだ。研究者というのは自分の目指す目的がはっきり決まっている人たちで、その上生活の安定がなかなか図られないという状態だ。2024/12/23

ひろ

4
妻より。成功本よりもよっぽどためになる本。そして励まされる本。自分以外にも、こんなに仕事に育児に介護に、頑張っている人がいる。想像しただけでも恐ろしい両立生活を、今もしている人がいる。そう考えただけでも、少し励まされて、少し前向きになれる。そんな本。勇気と知恵を授けてくれるとともに、それでも上手くいかないことが山ほどあるんだとため息をつきたくなる。それにしても、この本に出てくる方々の経歴の立派なこと。こんな生活をしていても、ここまで上り詰められるのだから、もっと頑張らないと。2025/01/08

Go Extreme

3
二児の母のワンオペ育児 国際遠距離結婚の経験 早期帰国とキャリアへの影響 乳幼児期の育児の困難さ 家事代行サービス利用 新しい研究テーマの芽生え ワーク・ファミリー・バランス 研究者夫婦の形 子連れ単身赴任という形 家事の簡略化・スリム化 仕事の効率を明確に意識 研究、出産を繰り返すキャリア 任期付きの職での出産・育休 ポスドク一万人計画世代 男女共同参画室がない困難 海外での子育て経験 自己満足のための育児 「かぐや姫のお話」のような子育て 私の「ダブルケア」生活 医療的ケア児の育児 妻は「最高の戦友」2025/05/14

お抹茶

3
研究者の育児や介護のリアルな様子を記す。キラキラではない現実を敢えて記すが,子供のかわいさも伝わる。夫婦の役割分担,ベビーシッターや家事代行サービスの利用も当たり前。就活と妊娠・出産が重なっても応募をしないと女性研究者は生活もキャリアの継続の保証もない状態になる。突然介護が必要になることもあり,研究に十分に力を注ぐことができない期間があるということを念頭に置いた研究室運営や研究環境の整備が大事。成果主義の研究者の世界では育児も能力で語る傾向があるが,親やパートナーや健康の要素も多く,ケアは力や時間を奪う。2025/05/09

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