出版社内容情報
小渕・金大中政権時代に韓国に駐在した特命全権大使の日誌を活字化する。国民感情のすれ違いを克服し、「日韓パートナーシップ共同宣言」や日韓漁業交渉などの外交案件にどう向き合ったか。また、IMFショックに揺れる当時の韓国社会の様子等も描かれ、興味は尽きない。一九九〇年代末の日韓関係を理解する上で貴重な史料である。
内容説明
金泳三・金大中時代の韓国で大使が見たものは―。読み物としても興味深い日誌に、インタビュー、資料、解題を付す。90年代末の日韓関係を理解する上で必須の記録。
目次
第1章 韓国大使就任・大統領選挙・大統領就任式―一九九七年一〇月~一九九八年三月(インタビュー編;日誌編;資料編)
第2章 日韓漁業問題に取り組む―一九九八年三月~九月(インタビュー編;日誌編;資料編)
第3章 日韓パートナーシップ宣言―一九九八年一〇月~一二月(インタビュー編;日誌編;資料編)
第4章 小渕首相訪韓・金鍾泌国務総理訪日―一九九九年一月~九月(インタビュー編;日誌編;資料編)
第5章 日韓文化交流―一九九九年九月~二〇〇〇年一月(インタビュー編;日誌編;資料編)
著者等紹介
小倉和夫[オグラカズオ]
日本財団パラスポーツサポートセンターパラリンピック研究会代表、国際交流基金顧問、全国農業会議所理事、青山学院大学特別招聘教授。1938年東京生まれ。東京大学法学部卒業、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。1962年外務省入省。文化交流部長、経済局長、駐ベトナム大使、外務審議官(経済担当)、駐韓国大使、駐仏大使等を歴任。退官後は、国際交流基金理事長、一橋大学大学院、立命館大学大学院、青山学院大学、早稲田大学などで教鞭をとり、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会評議会事務総長、日本財団パラスポーツサポートセンター理事長等を経て、現職
昇亜美子[ノボリアミコ]
慶應義塾大学国際センター非常勤講師。博士(法学)。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学
白鳥潤一郎[シラトリジュンイチロウ]
放送大学教養学部准教授。博士(法学)。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科助教、北海道大学大学院法学研究科講師、立教大学法学部助教等を経て、2018年より現職
河〓珍[ハキョンジン]
國學院大學観光まちづくり学部准教授。博士(学際情報学)。梨花女子大学卒業、東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了。東京大学大学院情報学環助教、広島市立大学広島平和研究所准教授等を経て、2022年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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