出版社内容情報
ジョージ・オーウェルが一九三六年に植えた薔薇の生き残りとの出会いから、見過ごされてきた彼の庭への情熱に光をあて、精神の源を探るソルニット。豊かな思索の旅は、オーウェルの人生とその時代から、化石燃料としての石炭、帝国主義や社会主義と自然、花と抵抗をめぐる考察、薔薇産業のルポ等を経て、未来への問いへと続く。
内容説明
ジョージ・オーウェル(一九〇三‐五〇)が一九三六年に植えた薔薇の生き残りとの出合いから、見過ごされてきた彼の庭への情熱に光をあて、精神の源を探るソルニット。思索のそぞろ歩きは、オーウェルの生涯をたどりつつ、化石燃料としての石炭と採掘労働、帝国主義や社会主義と自然、花と抵抗をめぐる考察、現代の薔薇産業などを経て、未来への問いへと続く。
目次
1 預言者とハリネズミ
2 地下にもぐる
3 パンと薔薇
4 スターリンのレモン
5 隠棲と攻撃
6 薔薇の値段
7 オーウェル川
著者等紹介
ソルニット,レベッカ[ソルニット,レベッカ] [Solnit,Rebecca]
1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題や人権、反戦などの運動に参加。1988年より文筆活動を始める
川端康雄[カワバタヤスオ]
日本女子大学文学部教授。専門はイギリス文学、イギリス文化研究
ハーン小路恭子[ハーンショウジキョウコ]
専修大学准教授。専門は20世紀以降のアメリカ文学、アメリカ文化研究。訳書にソルニット『説教したがる男たち』『わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い』(左右社)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
kaoru
ケイトKATE
kan
コニコ@共楽