出版社内容情報
生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から一〇年余、交換様式から生まれる「力」を軸に柄谷行人の全思想体系の集大成を示す。戦争と恐慌の危機を絶えず生み出す資本主義の構造と力が明らかに。呪力(A)、権力(B)、資本の力(C)が結合した資本=ネーション=国家を揚棄する「力」(D)はあるのか。
内容説明
『資本論』を引き継ぎ、生産様式から交換様式への移行を告げた『世界史の構造』から一〇年余、交換様式から生まれる「力」を軸に人類史の歩みを再考し、柄谷行人の全思想体系の核心を示す。戦争と恐慌の危機を絶えず生み出す資本主義の構造と力を明らかにし、呪力(A)、権力(B)、資本の力(C)が結合した資本=ネーション=国家を揚棄する「力」(D)を見据える。
目次
第1部 交換から来る「力」(予備的考察 力とは何か;交換様式Aと力;交換様式Bと力;交換様式Cと力;交換様式Dと力)
第2部 世界史の構造と「力」(ギリシア・ローマ(古典古代)
封建制(ゲルマン)
絶対王政と宗教改革)
第3部 資本主義の科学(経済学批判;資本=ネーション=国家;資本主義の終わり)
第4部 社会主義の科学(社会主義の科学1;社会主義の科学2;社会主義の科学3)
著者等紹介
柄谷行人[カラタニコウジン]
1941年生。思想家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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