カースト―アメリカに渦巻く不満の根源

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カースト―アメリカに渦巻く不満の根源

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  • サイズ A5判/ページ数 468p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000615563
  • NDC分類 316.853
  • Cコード C0031

出版社内容情報



イザベル・ウィルカーソン[イザベル・ウィルカーソン]
著・文・その他

秋元 由紀[アキモト ユキ]
翻訳

内容説明

アメリカの日常にはびこる黒人差別は決して根絶されず再燃する。ピューリツァー賞受賞・黒人女性作家が自らの体験をもとに、差別の底に潜む、白人、バラモン、アーリア人の「優越」を保持するカースト制度のメカニズムを探る。アメリカの民主主義を蝕むカーストの恐るべき悪とは。世界的ベストセラー、待望の邦訳。

目次

群衆のなかの男
第1部 永久凍土中の毒素と、いたるところで上がる熱
第2部 人間の分類の恣意的構築
第3部 カーストの柱
第4部 カーストの触手
第5部 カーストがもたらす影響
第6部 反動
第7部 目覚め
エピローグ カーストのない世界

著者等紹介

ウィルカーソン,イザベル[ウィルカーソン,イザベル] [Wilkerson,Isabel]
ピューリツァー賞および米国人文科学勲章を受けた。高い評価を得たデビュー作の『The Warmth of Other Suns:The Epic Story of America’s Great Migration』は『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーに選ばれ、全米批評家協会賞(ノンフィクション部門)を受賞したほか、『タイム』誌の「2010年代のノンフィクションベスト10」と、『ニューヨーク・タイムズ』の「歴代ベストノンフィクション」に選ばれた

秋元由紀[アキモトユキ]
翻訳家、米国弁護士。訳書にタンミンウー『ビルマ・ハイウェイ』(第26回アジア・太平洋賞特別賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スイ

19
「人種という社会構成に基づいてばかにし、痛めつけ、決めてかかり、劣っていると見なしたり固定観念を持って見たりする行為や制度は、レイシズムと考えることができる。ある人を制限し、引き留め、規定された序列に入れておこうとする、その人が属しているとされる区分に基づいて高く評価したり貶したりしようとする行為や構造は、カースト主義と見なすことができる。」 インド、ナチスドイツ、そしてアメリカはカースト主義の国であるとして、アフリカ系アメリカ人の歴史と現状を丹念に述べている。 具体的なエピソードも多く、どれも読むのが2022/12/21

tsuneki526

10
以前読んだ社会学の本の一節「俺たちは黒人じゃない、ニグロなんだ」や、あるいは最盛期のタイガー・ウッズが社会的に成功している黒人グループに招かれて、「お前は白人じゃない、こっち側の人間だ」と言われたエピソード、それに映画「ノマドランド」にノマド生活をする有色人種が出てこない理由も結局のところそれはカーストのせいなのだとわかる。もともとアメリカは暴力と差別で成立した国である。どれだけ自由や平等をうたったところで底辺に流れるこの意識は強固であり、それがこの国を大混乱に陥れることになるのではと思っている。2024/04/16

シンプルねこ(うみねこ)

9
アメリカの人種差別がなくならない理由など、今まで分からなかった謎が解けたような気がした。差別の根が深くて読んでいてつらかったが、知らないことを知り、問題意識を持つことも大事だと思った。そのほか、インドやユダヤ人の差別にも言及されていた。 2024/05/07

Akiro OUED

6
将来、マイノリティーに転落する白人バラモンの恐怖心が、トランプを大統領に押し上げた原動力だったと分析する。人種カースト社会のアメリカで、黒人大統領の登場が白人バラモンの寿命を縮めた遠因だったとは悲劇だね。残酷な描写が多いので、気分の落ち込んでいるときには読まないほうがよい。2022/10/31

Neishan

4
読んでいるだけで辛い部分も多々あれど、読んで本当に良かった。大体おかしいと思っていた。警察官が丸腰の若者や少年などを射殺する国。年に3桁くらいの数で、尋常ではない。それが未だに続いている状態の根源は何か、ということをおもい知らされる。「科学的」な概念として、支配する側が持ち出す論理(人種)が、実は空虚なものであるということ。なのに、あまりに多くの不公平と虐殺、搾取がまかり通る社会、それがアメリカなのだと。単にインドの「カースト」をアメリカに当てはめただけの本ではありません。力作であり、名著です。2023/02/07

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