台湾の少年〈3〉戒厳令下の編集者

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台湾の少年〈3〉戒厳令下の編集者

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  • サイズ B5変判/ページ数 183p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784000615471
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0079

出版社内容情報

一九六〇年、ようやく釈放された蔡焜霖は幼馴染の「きみこ」と再会し、結婚する。「前科」のために就職にも苦労したが、やがて漫画雑誌の編集者となると、新たなアイディアを次々と実現し、児童雑誌『王子』を創刊するなど八面六臂の活躍をみせる。だが、その陰には常に「人より一〇年出遅れている」という思いがあった。

内容説明

1960年、ようやく釈放された蔡焜霖は幼馴染の「きみこ」と再会する。「前科」のために就職にも苦労するが、やがて漫画雑誌の編集者となると、新たなアイディアを次々と実現し、児童雑誌『王子』の創刊に携わる。積極的に人生を生きようとする焜霖だったが、その陰には常に「人より10年出遅れている」という思いがあった。日本統治時代から戒厳令下の時代、民主化を経て現代まで、白色テロの傷を負いながら生き抜いたある個人の人生でたどる、激動の台湾現代史。

著者等紹介

游珮芸[ユウハイウン]
台湾大学卒業後、お茶の水女子大学で博士号取得。台東大学児童文学研究所准教授。研究、教育のほか、児童文学の編集、創作、翻訳、評論に携わる。『台湾の少年』の脚本を手がけた

周見信[シュウケンシン]
台北芸術大学卒業後、台東大学児童文学研究所博士課程在籍中。創作と児童文学と美術教育に関心がある。2016年に『小白』(郭乃文との共作)で信誼幼児文学賞を受賞したほか、多数の作品を手がける

倉本知明[クラモトトモアキ]
香川県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。学術博士。台湾文藻外語大学准教授。専門は比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

29
10年間の刑期を終えて、蔡焜霖は故郷へ帰ってきました。前科者となってしまった彼は就職に苦労します。せっかく採用されても、前科のせいで仕事を失うことが何度もありました。でも焜霖は、自分を認めてくれる会社に出会い、新しいアイデアで会社を大きくしていきます。そして、児童雑誌「王子」の成功で、会社は大きくなりました。幼馴染の「きみこ」と結婚することもできて、会社も上手くいって、焜霖の人生は順風満帆でした。でも、幸せは長くは続きませんでした。2024/11/21

二人娘の父

11
主人公が壮年となり家庭をもち、仕事でも奮闘する様子が描かれる第3巻。時は60年代後半へ。台湾にゆかりの王貞治さんも登場。ネタバレにならないように曲名は言わないが、ビートルズのあの曲が、大胆なカット割りのなかで効果的に使われていて、当時の時代感を表現する。次巻にて終了のようです。知らなかった台湾が身近なものになります。2022/10/24

Midori Matsuoka

9
蔡焜霖氏30代、編集者として奔走する日々が描かれている。 幼い頃から慕っていたきみことの再会から結婚というおめでたい出来事もありながらも緑島での10年間は彼を追いつめ、焦りも抱かせる。 行き詰まった夜に夢に現れる父の言葉が胸にささる。2025/03/20

marsan

7
図書館本。 1960年に釈放された蔡焜霖は、元政治犯という前科のために就職に苦労しながらも漫画雑誌の編集者の仕事を得る。 幼なじみの「きみこ」とも再会し、やがて結婚する。 その後、コピーライターの仕事を経て、児童雑誌『王子』の創刊に携わる。 雑誌の販売部数が伸び、新しい雑誌も創刊し、子どもも生まれて順風満帆の人生に思えたが、1969年に台湾を襲った台風11号と12号により全ての財産を失う。 積極的に人生を生きようとする蔡焜霖だったが、その陰には常に「人より10 年出遅れている」という思いがあった。24432024/10/05

kokekko

6
いよいよ出版社に関係した話になり、漫画雑誌が出てくる。当然だが戦前の日本で流通していた雑誌は同時代の台湾(日本領だった)でも流通しており、主人公が「ああいうものを……」と具体的に志す文物の、私たちの文化との近さに驚く。この感覚は足を踏んだ側の傲慢に近いもので、踏まれた側の人にそんなことを言ったら「なんて無神経なやつなんだ」と思われるかもしれない。それが怖い。自戒する。4巻で終わりのようだが、まだ発売されていない。来年を待つ。2022/11/14

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