台湾の少年〈1〉統治時代生まれ

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台湾の少年〈1〉統治時代生まれ

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  • サイズ B5変判/ページ数 170p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784000615457
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0079

出版社内容情報

一九三〇年、日本統治時代の台湾に生まれた蔡焜霖(ルビ:さいこんりん)は、読書が好きな少年で、教育者になることを夢見て育った。戦争の色濃い時代は日本の敗戦で終わったが、戦後は国民党政権による新たな支配が始まり、ある日、町役場で働く焜霖のもとへ憲兵が訪ねてきて……。白色テロの深い傷を描いた台湾の傑作歴史コミック、第一巻。

内容説明

1930年、日本統治時代の台湾、台中・清水に生まれた蔡焜霖は、童謡や絵本にかこまれ、すくすくと成長する。読書が好きで成績優秀な子どもであり、教育者になることを夢見ていたが、少年時代は戦争の色が濃い時代でもあった。終戦後は真面目に北京語を学び、ようやく平穏な生活を迎えることができたのだが…。日本統治時代から戒厳令下の時代、民主化を経て現代まで、白色テロの傷を負いながら生き抜いたある個人の人生でたどる、激動の台湾現代史。

著者等紹介

游珮芸[ユウハイウン]
台湾大学卒業後、お茶の水女子大学で博士号取得。台東大学児童文学研究所所長。研究、教育のほか、児童文学の編集、創作、翻訳、評論に携わる。本作の脚色を手がけた

周見信[シュウケンシン]
台北芸術大学卒業後、台東大学児童文学研究所博士課程在籍中。創作と児童文学と美術教育に関心がある。2016年に『小白』(郭乃文との共作)で信誼幼児文学賞を受賞したほか、多数の作品を手がける

倉本知明[クラモトトモアキ]
香川県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。学術博士。台湾文藻外語大学准教授。専門は比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

32
物語コミック。一巻では、日本占領下の1930に台湾、台中清水街に生まれた蔡焜霖(さいこんりん)少年が20歳になり私服憲兵に連行されるまでを描いている。日本に占領され日本語を使わさせられている子供時代。日本の敗戦により中国に復帰するも、今度は北京語を使わさせられたり、国民党と共産党の争いに巻き込まれ、漢人との軋轢を経験する青年時代。現在に至るまで続く中国本土との諍いの歴史の始まりである。戦時中は徴兵や動員、空襲も描かれているが日本より平和な雰囲気がする。日本嫌悪も朝鮮半島より薄い気がするのは誤解だろうか?2025/03/29

スイ

22
蔡焜霖氏(恥ずかしながら私は今作を読んで知った)を主人公にした伝記的な漫画。 温かみのある絵がとても良いのだけど、描かれている内容は、淡々としつつも胸をえぐる。 日本統治下に生まれ、皇軍が勝つと信じさせられていたこと。 戦後、日本語ではなく北京語を話さねばならなくなり、自分の名前さえ言えなかったこと。 一巻は衝撃的な場面で終わる。 続編を読みたいし、日本でも広く読まれて欲しい。2023/01/08

にたいも

15
後に台湾の児童文化に大きな足跡を残す蔡焜霖さんの伝記グラフィックノベル1巻。日本統治時代から戦後の混乱期に至る大変な時代を描くが、ほのぼのとした絵と真面目で本好きの焜霖少年の性格もあって、心静かに読み進む。家族や友だちと話す台湾語、日本統治下の公の場で使うことを強いられた日本語、復帰後の公用語北京語の3カ国語が交じる中で、台湾語の訳語として選択された訳者の故郷の瀬戸内ことば(例:なんちゃー)は苦肉の策かと思うがいい味。かわいがってくれた姉の夫にやきもちをやく5歳の焜霖がかわいい。続きを読むのが待ち遠しい。2023/10/24

Midori Matsuoka

14
先生に教えてもらった、グラフィックノベル。 日本統治時代の台湾に生まれた蔡焜霖氏の目線から当時の台湾の様子が描かれている。 勉強したいと入った中学なのに、時代のせいで軍事訓練や国のために働かされる焜霖少年、淡々と描かれているけれど、言語統制や他国に翻弄されることなど、負の歴史を目の当たりにすると日本人として申し訳ない気持ちになる。 どんな中でも本を読み学ぶことに意欲的な焜霖少年には希望がもてる。 なのに…!の1巻終盤。続きが気になる。2025/02/22

二人娘の父

13
実話を基にした台湾のマンガ。台湾語は日本の西の方の方言として訳され、日本語、北京語もそれぞれ表記が異なる。そういうことを通じて、台湾という社会の成り立ちを理解できるような工夫がされている。続刊があるようなので、ぜひ読んでみたい。画風は割と好みのタイプでした。2022/08/31

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