人間晩年図巻 2008-11年3月11日

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人間晩年図巻 2008-11年3月11日

  • 関川 夏央【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000615075
  • NDC分類 280
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「ままへ いきてるといいね おげんきですか」。東日本大震災を生き延びた少女は、母親への手紙にそう記した--。未曽有の災害がもたらした別れの哀切と生の尊さが滲む「昆愛海ちゃんのママ」を掉尾に、〝晩年四十五年〟を生きたサリンジャー、〝デイ・ドリーム・ビリーバー〟忌野清志郎、〝旅先の人〟佐野洋子ら二十八人を収録。

目次

2008年に死んだ人々(高杉一郎(老衰・99歳)―「征きて還りし兵」の五十九年
草森紳一(心不全?・70歳)―本に憑かれた魂
川内康範(慢性気管支肺炎・88歳)―「生涯助ッ人」
広井てつお(上顎歯肉悪性腫瘍・57歳)―恐るべき速度で進行した
中村進(チベットで登山中、雪崩に巻き込まれ死亡・62歳)―チョモランマ(エベレスト)と日本人登山家の物語
峰岸徹(肺がんの骨転移・65歳)―最晩年の役は「遺体」
筑紫哲也(肺がんの全身転移・73歳)―「タバコが直接の原因ではない」
飯島愛(肺炎・36歳)―バブルの娘
安田南(死因不明・64歳?65歳?)―「プカプカ」の彼女)
2009年に死んだ人々(遠藤幸雄(食道がん・72歳)―昔の空は青かった
忌野清志郎(喉頭がん原発のがん性リンパ管症・58歳)―性的なのに清潔
藤沢秀行(急性胆管炎から敗血症・83歳)―「野垂れ死に」するというけれど
盧武鉉(投身自殺・62歳)―不幸な連環
三沢光晴(試合中の事故死・46歳)―過重労働による社長の死
大原麗子(脳内出血・62歳)―女性・男性・女優
山城新伍(糖尿病、誤嚥性肺炎・70歳)―よくもここまで)
2010年に死んだ人々(浅川マキ(入浴中に心不全・67歳)―「夜が明けたら、いちばん早い汽車に乗るから」
J・D・サリンジャー(老衰?・91歳)―引きこもり五十六年、晩年四十五年
北林谷栄(肺炎・98歳)―生涯、反骨の「おばあさん」
梅棹忠夫(老衰・90歳)―「大工」と「極地探検家」にはなりそこねた人
つかこうへい(肺がん・62歳)―「祖国」?
石井好子(肝不全・87歳)―「おフランス」ではなかったシャンソン歌手
梨元勝(肺がん・65歳)―「恐縮」する人生
池部良(敗血症・92歳)―「ご一緒、願います」
佐野洋子(乳がんの骨転移・72歳)―「旅先」の人)
2011年1月-3月11日に死んだ人々(与那嶺要(前立腺がん・85歳)―「お嬢さん野球」を震撼させたニセイ選手
坂上二郎(脳梗塞・76歳)―「不条理コント」を受けきった男
「昆(こん)愛海(まなみ)ちゃんのママ」昆由香(津波被害・32歳)―「いきてるといいね」)

著者等紹介

関川夏央[セキカワナツオ]
作家。1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。『海峡を越えたホームラン』(双葉社、1984年)で第7回講談社ノンフィクション賞、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローと共作、双葉社、1987‐97年)で第2回手塚治虫文化賞、2001年には、その「人間と時代を捉えた幅広い創作活動」により第4回司馬遼太郎賞、『昭和が明るかった頃』(文藝春秋、2002年)で第19回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ma-bo

58
シリーズ第5弾。有名人・著名人の人生と晩年をたどる。ただ最後は東日本大震災で家族を亡くした4歳の女の子のママへの手紙で終わる。作者としては区切りとしたのだろうか?2022/02/17

kawa

37
作家、芸能の人、政治家、一般の人等、流石に10年位前となると、馴染みの人、知っている人も多く、前巻で少し感じたマンネリ感が取り払われ興味深くの一気読み。忌野清志郎や浅川マキに70年、80年代の思い出が蘇る。「こんな狭いライブハウス(満員の武道館)始めてだぜ!」、確かに。渋谷・屋根裏、ブレイク・アウト前のRCのライブは観客が10人位しかいなかった。知らなかった高杉一郎、草森新一、ちょっと知っている梅棹忠夫等、早即図書や映像をリクエスト。2022/09/27

踊る猫

28
これは過去への追憶に耽るための本であるだろう。過去に確実に存在した様々な著名人、起こった様々な出来事を振り返り愛おしむための本であるだろう、と。だが、同時にこの本は「今ここ」を見つめ直すための本でもあると思った。「今ここ」を生きるしかない私たちが、その「今ここ」へと私たちを導いた数多くの歴史の証人たちに敬意を表するための本……このシリーズのコンセプトに慣れてきたせいか、どの著名人の死もすんなりと呑み込んで厳粛に対峙することができるようになった。だが、やはり死は呆気なく訪れるものだという事実の前に言葉がない2022/02/05

山田太郎

26
山田風太郎のはいま考えるとすごいものだといまさらながら感心するというか。なんか結構あっちこっちにとんでいくとっちらかったかんじするがそれがいいような。えらく昔の話のような気がするがそうでもなく年取るというのはこういうかんじなのかと思いつつ読む。ホテルカリフォルニア聞きながら感想入力すると妙に本の内容とはまるなと。名曲だなやっぱり。2022/04/16

よしじ乃輔

10
2008年から2011年3月11日までに亡くなった28人の晩年と全盛期の記録。2011年3月11日と明確にしているのは東日本大震災で生き残った少女の家族への手紙の手紙で結んでいます。著名、無名を問わず取り上げ、時代を表現する手法との事。晩年は今かもしれない。いつ死ぬかはわからないものだから、と思ってしまう読後でした。2022/02/24

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