出版社内容情報
植民地支配下の朝鮮でどのような暴力がふるわれ、日々の暮らしは変容したのか。人びとはどのように支配に抗い、破壊された社会関係の再構築をめざしたのか--土地の収奪や労働動員、「日の丸」の強制、頻発する公害とそれに対する闘争などを切り口に、支配をうけた地域とそこに暮らす人びとの視点から、支配の実態を描き出す。
内容説明
植民地支配下の朝鮮でどのような暴力がふるわれ、日々の暮らしは変容したのか。人びとはどのように支配に抗い、破壊された社会関係の再構築をめざしたのか―土地の収奪や労働動員、「日の丸」の強制、頻発する公害とそれに対する闘争などを切り口に、支配をうけた地域とそこに暮らす人びとの視点から、支配の実態を描き出す。
目次
第1章 奪われた土地―日露戦争と朝鮮(カキ会社への怨み;ある日、突然やってきた日本軍 ほか)
第2章 紙に描いた「日の丸」―天皇制と朝鮮社会(平壌の街で;天皇制・同化・差別 ほか)
第3章 水俣から朝鮮へ―植民地下の反公害闘争(二〇一一年三月の水俣;チッソの公害 ほか)
第4章 忘れられた労働動員―棄民政策と荒廃する農村(韓国地方踏査;死ぬよりはよい ほか)
第5章 空き地だらけの都市―越境する人びと(清津の街で;「裏日本」という観念 ほか)
著者等紹介
加藤圭木[カトウケイキ]
1983年埼玉県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科准教授(朝鮮近現代史・日朝関係史)。Fight for Justice日本軍「慰安婦」問題サイト常任委員。一般社団法人希望のたね基金理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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